御岳山参道の杉並木

まだ4歳になったばかりの幼い脚にはロックガーデンや七代の滝はしんどいと思われた。辛い思い出にならないように、ケーブルカー駅でソフトクリームを食べさせ、そこから参道の杉並木を延々と歩いて降りた。



ケーブルカー駅は藤棚が満開。標高1000m前後の御岳は桜の開花期はほぼ弘前と同じなのだそうだ。時期を逃した4月末の花見に良いかもしれない。覚えておこう。


御岳山の宿坊の屋根だけがちらほら見える。こうして改めて眺めると秘境だ。ケーブルカーが無い時代にはそれこそ雲の上の霊場だったのだろうな。



参道はロックガーデンに次いで気持ちの良い遊歩道ではなかろうか。


杉の大木にふられた番号を一緒に数えながら降りてゆく。100番台になると息子の数え方が怪しくなる。


迫力のある瘤だらけの大樹。



どう育てばこのように上方向に根を伸ばすのだろうか。表土は薄く、上にしか根が伸ばせなかった後に周囲の土が崩れていってしまったのだろうか。



今回見かけた光景で最も素晴らしいもののひとつ。このような朽ちかけた古株を陶器で作れないものか。泥漿を繰り返し塗りたくりながら複雑な表情を生み出せないものか。水に晒して侵食させるのも手か。



ようやっと御岳駅に着いた。