次回の為の備忘録
子供が5歳を超えたらセントーサシャングリラのような子供を預けられるサービスのあるリゾートホテルで夫婦で寛ぐ。
今回は周辺観光と買物に便利なオーチャードに2泊、リゾート気分を味わう為にセントーサで1泊した。
4歳と2歳の幼児二人を連れての滞在で留意すべき点は以下の通り。
- 無理させない。グズったり眠くなったら部屋に戻って休ませられること。
- 安全で衛生的な環境。
- ベビーカー移動がしやすいこと。
- 高級で雰囲気が抜群なレストランよりも、子供が多少騒いでも許容されるレストランの選択肢が多いこと。
オーチャード沿いのホテルはどこも高い。その中でも今回泊まったヒルトンは穴場かもしれない。
利点
難点
- オーチャード沿いのホテルとしては古い方で、少しくすんだ印象。
- プールは大人向けで子供には不向き。
- 雨が降るとホテルまで少し濡れる。
- 国際電話代がべらぼうに高い
幼児連れには静かな雰囲気の良いレストランよりも子供の気分に応じて好きなものを買ってきて喧騒のなかで食べられるフードコートが一番便利。しかし親としては折角の旅行だからそれなりに美味しいものが食べたい。そんななか、IONにあるおそらくシンガポールで最も高級なフードコートの一つであるフードオペラは二律背反を解決してくれる。
まだ比較的新しいこともあって設備は綺麗でそこそこ高級感がある。フードコートにはパイコーメン、チキンライスなど食べたい料理は一通り揃っている。ワゴンで飲茶販売も巡回しているし、フルーツジュースの店など飲物も充実。美味しい中華料理店に行くと辛い料理が多かったりして子供には不向き。さらにデザートは胡麻団子やら黒い漢方ゼリーやらさほど好みでないものも多い。しかしフードコートだと好きなジャンルからメイン、スープ、麺類、デザートとジャンルを組み合わせられるので満足度は高い。
デザートで一番お勧めはこのアイス マンゴーというもの。かき氷と練乳の上にゴロゴロと角切りのマンゴーが山盛りになっている。ありがちなコッテリとしたシロップの甘さではなくあくまでマンゴーの果肉の強い甘み。物価の高いシンガポールにあってこれが3.8ドルというのはかなりお得感。
IONの高級フードコートは失敗のない選択肢と言える。昼食は毎日、ここでも良いぐらいだ。晩飯も楽に済ませたい場合はここで充分。
肝心のホテルだが、シンガポールのホテルは基本的に部屋料金。定員2名の部屋でも充分広く、そこに幼児2人を詰め込ませてくれると安く上がる。そこで問題となるのがベッドの広さなのだが、ここヒルトンのツインベッドルームはベッドが移動可能なのでありがたい。
片方のベッドを壁に密着させ、もう片方のベッドをもう一つと並べて置くと寝相の悪い幼児二人を壁と大人で囲みながらも広々と寝れるようになる。さらにソファをぴったりとベッドに寄せるとベッドが動かなく固定されるし、2歳時にはよじ登るのに高すぎるベッドへの階段となる。
さらにベッドを寄せた分、部屋に広い絨毯スペースができて子供が部屋で遊ぶのにも便利になった。
ちなみにヒルトンの朝食ビュッフェはシャングリラより格段に美味い。マフィンも砂糖てんこ盛りの甘さではなく、しっとりしてブルーベリーソースが流れ出てくる。マフィンにキャラメルバナナソースやクランベリーソースを掛けて食べられるのも嬉しい。オムレツもふわっとして適度に塩気がついていて絶品だった。
一方のセントーサのシャングリラホテルはリゾート型ホテルということもあり、こちらはこちらで幼児にはありがたい点も多い。
シンガポールの海は高密度でタンカーが停泊していて、不思議な光景。常夏の陽気さとミスマッチの面白さ。
利点
- 安全で安心のプール
- 交通整理してくれるプールの滑り台
- キッズコーナーもあるビュッフェ
- 5歳以上を預かってくれる子守遊ばせサービス
- チェックイン前、アウト後にシャワーを浴び着替えのできる無料リフレッシュルーム
難点
- 昼、夜のレストランが高くて美味しくない
- ベッドを移動して連結できない
- 海はさほど綺麗ではない
チェックイン前、チェックアウト後もシャワーを浴び、着替えできるリフレッシュルームがあることで、夜行便で到着あるいは帰ろうとも1日をフルに活用できるようになる。プールで目一杯遊べるのは非常に有用。
滑り台も三本あり、かつ喧嘩になったり危険が無いよう、交通整理のライフセーバーが常時付いていてくれる。これは安心。
子供用のプールは大人用と隔たれており、2歳児でも背のつく高さ。
味はヒルトンには劣るように思う。しかし随所に見られる子供への配慮は有難い。子供に尽くすことで親を解放して寛がせるという、わかってらっしゃるセントーサシャングリラ。子供を完全に預けられる5歳以降にまた来たいと強く思った。