10年前とはあれこれ変わっている。上海タワー周辺の高層ビルやIFCモールなんかが総延長1.3kmの歩道橋で連結されて快適に歩いて移動できるようになっている。
それにしても高い。昼間はギュウギュウに人が詰まってるのか。そういや、珊瑚というやつは微細な珊瑚虫の巨大な群棲体なのだよな。無数の人間が蠢いて、創り上げた人間による珊瑚骨格のようなものなのかもしれない。
50階建なんて平均以下かもしれない。そしてそんな高層ビルの壁面を全面ネオン化してしまうのだから、60年代に子供向けの空想科学絵本に描かれたような近未来風景。
新宿の高層ビル群と違って色彩豊かなのが特徴か。光害への文句が少ないのか、文句を言われても無頓着なのか。中華人は強い色彩を求める。そして行き着いたのは赤、紅、緋、赫。
高層ビルが場所によっては壁のよう。
折角なので88階まで上がってみる。ここからさらに見上げる建物があるというのだから驚嘆。背比べの柱の傷のように年を経るごとにより高いビルが建っていく。624mの上海タワーを超える次のタワーはいつ建つだろうか。
上海の夜景を眺め、陶芸の着想は。。。何も得られない。