こんなところがあるとはね。
Lower Parelのフェニックスモールのすぐ裏手、汚い入口を勇気を出して突き進んでいくとひっそりとGood Earthの店舗がある。ムンバイには他にも2店舗あるが、こちらが品揃えが圧倒的だそうだ。知ってる人だけ来れば良い、という店構えと商いで調べずしてまず辿り着けない。
しかし一度ドアを抜けるとインテリア好きな人が心躍るような世界。青や緑、動物モチーフが好きな私としてはとても好み。ただ、ガラスや金銀が眩しすぎるか。
駐在員の奥方には人気の店らしく、私が訪れた時間帯はフランス人客だらけだった。
やはり陶磁器が気になる。
こんなインドリッチが喜びそうな食器セットも。
濃いピンクとターコイズで少しばかり伝統的な柄が描かれているという新旧の取り合わせ。なのでポップになり過ぎず高級感が残る。
このティーセットはカップが鳥が描かれた円に収まるようになっている。右手に余剰スペースがあり、そこにビスケットなどを置く仕様なのだろう。カップを持ち上げると、下から鳥の絵が現れるという遊び心。このアイデアは良い。楕円だと型打ちする石膏型が必要になってしまう。角皿で作ってみようか。
ガラスコップもインドの花鳥風月柄が細かく描かれており、光を透過した実物は写真以上に綺麗。
壁紙も売っているのだが、驚いたのがこれが日本の唐紙ととても似ていること。
左手の鳥の柄は雲母のようなもので木版型押しされており、うっすら盛り上がっている。
背景の雲は瑞雲だが、存在感のある象が異国情緒を一気に引き立てる。京都のカフェか飲食店かなんかの店内に使ったら「おや、唐長でも山崎商店でもないし、他では見かけない唐紙で面白いな」と京都に長い人も唸らせるのでは。
二階の奥には飲食スペースがあった。
少しばかりスパイスの効いたミネストローネと、
ハラペーニョの効いたチーズチキンリゾットを頂く。これまで食べたことのない成功した「創作フュージョン料理」でこれを出す店が高円寺にあれば足繁く通ってしまうように思う。
タクシーの運転手はまずわからないのでuberか自分で地図で調べていかないといけない。