遅々たる作陶 鹿鉢、団子虫鉢、地蔵草

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座り偶蹄類の多肉鉢は陶芸仲間と先生に意見を伺ったところ、デフォルメしていると思えばおかしくはないとのこと。先生曰く、デフォルメと捉えるならば胴の細さ貧弱さが気になるとのこと。鋭い。頭の小さい鹿が造りたかったが、これはもう良しとしよう。信楽白土を塗って、今回は乾燥させたら素焼きをせずに一発本焼きで焼き締めてみようかと思う。

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鹿「頭が大きいのは作り手の脳みそが小さいからでは?」

アルパカ「完成する前から気に食わんってふざけるな。こっちの身にもなってみろ」

ああ、最近は公私ともに嫌なことが多くて幻聴が聞こえる。

 

 

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しばらく放置されていた地蔵草のようなやつをようやく、焼く気になった。焼き締めにするつもりだったが、1号透明釉を薄くスポンジで付けて焦げムラを付けて表情を出そうと思う。下に高台を付けようかどうか、しばらく悩んでいたが、無しで焼く。愛犬マンゴー殿が遺骨になったらここに入ってもらおうか。
 
なんだかどれも試作品ばかりなのかもしれない。失敗や学びを次に活かすには、次をそもそも作らないと。
 
座り偶蹄類の多肉鉢は座った状態の脚の形は悪くない。胴体と頭のバランスを次回は頭を誇張して小さくしたい。地蔵草のようなやつは、次回はもう少し縦長に細くしたい。
 
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過去の学びが活かされているのは団子虫鉢か。今までに比べて遥かに早く造れたように思う。腹を天に向けているほうが、多肉植物は植えやすいはずだ。

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壊れてしまった蓋付き高台鉢は土台に板円をもう一枚下に敷いて、粉末の陶器用の接着剤を水で溶いて継いだ。さらに1号透明釉薬を割れた破片の上から掛け直したので、運が良ければ、釉薬が補強剤と接着剤の役割を果たしてくれて、実用に耐える形で再生されるかもしれない。無事を祈る。
 
あと、釉掛け待ちの作品が5つほど。いつになることやら。