日光の東照宮から徒歩数分の近さに宿を取った。耕雲堂という一棟貸しの民宿で食事は出ない。食べ物の持ち込みは自由だそうで、夜に明治の館で買ったケーキを部屋で頂いた。
一階は囲炉裏があり、風情がある。元々は表具屋だったそうで、14年前に建て直して民宿を開業した際も耕雲堂という表具屋の屋号をそのまま使っているのだという。
なかなか風情のある古民家風。
2階に2部屋あり、和室には炬燵もあって寛げる。
洋室にはベッドが2台。子供を寝かしつけた後も親が部屋を明るくして起きていられるので2部屋別室は有り難い。
風呂は残念ながら温泉ではなく家庭用システムバス。そのかわり、家庭用としては最上クラスの1.5坪、1624サイズだと思われる。子供2人と3人で入浴するのには十分な広さだった。
ちなみに調理場が自由に使えるわけでもないし、完全な棟貸しではなく、管理人のオヤジさんが1階に住んでいて音に少し気を使う。
夕食には徒歩数分の距離にある中華料理「翠園」が美味しい。予約を取っていた「千姫物語」をキャンセルして耕雲堂に切り替えたのも、安く泊まって美味しいものを食べて1泊目と2泊目にメリハリをつけようと思った次第。
鮑の炒飯や焼売、ニラ饅頭、牛ヒレ肉の黒胡椒炒め、楼麺など贅沢に頼んでも旅館のご馳走よりももしかしたら美味しく安上がりかもしれない。
付近の千姫物語は45,750円と言われた。千姫物語は温泉旅館だが、秘境感のある川辺の露天風呂というわけではないし、なかなか高いので敢えて温泉ではなく、18,000円の素泊まりの宿にしてみた。
日光東照宮周辺に泊まるならば、今回の選択肢はありだったように思うし、2回目も日光東照宮近辺に泊まることがあれば翠園で夕食をとりたい故に耕雲堂に泊まりたい。しかし、日光東照宮周辺にそもそも泊まる必要がなければ宿泊相場は高い印象は否めない。川治温泉に宿を取って温泉宿泊まり歩きでも良いかもな。