林檎と栗の洋酒 LE BIRLOU

高円寺で行きつけのバーがある。洋服店の2階で看板を出さずに営んでいる落ち着きのあるバー。

 

アルコールはたった一杯からでも害があるなんて話もある。飲酒運転での轢き逃げ事件が世の中を騒がせていたりもする。それでも適量、美味しいお酒を飲むのはとても良い気分転換なのは否めない。マッサージに数千円払うよりも、時に1万円の美食よりも幸せな気分にさせてくれることもある。

 

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ジャックダニエルのシルバーセレクトというシングルバレルのアルコール度数が50度と高めなバーボン。前回、2、3杯他のお酒を飲んだ後にこれを飲んで美味しかったのでまた頼んでみたのだが、他の酒を飲まずに一杯目で飲んだ方がはるかに美味しく感じる。

 

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家での晩酌は日本酒が基本だが、外で飲むときは洋酒も楽しい。

 

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そして今回、目から鱗だったのがこのLE BIRLOUというフランスのお酒。発音はルビローに近い。でも表記だとルビルル。林檎の醸造酒と栗の蒸留酒ブレンドしたリキュールなのだが、その甘さと香りの上品さはかなりツボに入った。これをミルクと削ったシナモンでカクテルにしてもらったのだがもう、高級レストランのデザートあるいは食後酒に出しても良いのではないかという味。

 

学生の頃は仲間でワイワイと家で飲む際に、酒が苦手な女性がいる際の定番がカルーアミルクだった。苦い薬を飲む際の頓服補助剤のような、とりあえず甘さでアルコールを感じさせずに飲めるようにするという役割の酒だった。LE BIRLOUはそんなカルーアミルクを味わって楽しむ水準まで大幅に引き上げた甘いお酒。パーティで話題性のある酒ではなかろうか。

 

同僚のフランス人にLE BIRLOUが美味しかったという話をした。彼もお酒が好きらしく、フランス中部出身にも関わらずこのフランス中部、ブルゴーニュが産地のお酒を知らなかったということでこれは是非飲んでみないとな、とメモしていた。