女子美術大学祭、高円寺フェスとイベント三昧の高円寺の週末

 

先週末は近所にある女子美術大学の学園祭だったので息子を連れて観に行ってきた。

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女子美術大学のコの字形キャンパスにはニケの大きなレプリカ像がある。ニケの会だとかカフェニケだとか、女子美の象徴のような存在らしい。

 

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杉並キャンパスは中高と美術短大、アートデザイン学科などデザイン系学部の拠点となっており油彩や日本画などの芸術学科は相模キャンパスにあるのだそうだ。油彩や日本画をたくさん観たかったので少し残念。

 

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それでもなぜこちらのキャンパスに紛れているのだろうという作品が数点。

 

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こちらの学園祭は学生のハンドメイド雑貨の販売ブースが充実している。デザイン系学部が多いからか、漫画イラストのような絵柄のイラストポストカード、缶バッジが多くてなんだかアニメ好き女子の交換会か同人会のようだった。


中高の校庭ではチアダンスをやっていた。あまり父兄に見えないおっさんが最前列に陣取っていて、時折、警備員に写真はご遠慮致しますと注意を受けていた。彼女たちの作品を見にきているのではなく、彼女たちそのものを目当てに来ているのだとしたら美大としてはなんともね。ただ、その一方で芸術を美の追求とするならば、たかが学生の作品よりも生身の彼女ら自身のほうがおっさんらにとっては芸術だと主張してもそれはその通りなのかもしれない。

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インクペンの和風ごった煮絵。いろいろ細部を眺めていると楽しい。

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高円寺商店街の立て看板シリーズ。おお、この看板はあの店だ、とすぐに分かると嬉しい。

 

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デザイン系学部があるとあって活版印刷設備が充実。まるで博物館のよう。

 

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これを組んでいくのだから気の遠くなる作業だけれども、写本に比べたら超絶効率化なのだよな。数ヶ月もかけて石膏型を作ってなんて手間だと思ったが同一寸法で作る努力に比べればとても大きな効率化なのと一緒だ。

 

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この週末は周辺の小学校も学園祭だらけ。高円寺の街全体も「高円寺フェス」が催され、いとうせいこうみうらじゅん大槻ケンヂサブカルの扇動者のトークショーやイベント、露地での猿回し、ゆるキャラプロレス、スタンプラリーなど盛りだくさんだった様子。

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 なんだかんだ一年を通じて阿波踊りが観られる高円寺。せっかく通年練習しているのだしね。

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北口の人気銭湯の小杉湯は宇宙兄弟という人気漫画とのコラボ湯を開催。これに入りに向かったのだけれども止められた自転車の数、下駄箱も埋まりきって玄関先に並んだ靴の数を見て諦めて帰ってきた。そんなに行きたければ真夜中の閉まる直前に行けば空いてるだろうと妻に助言されるも、この大勢が入った後の湯はもうデブリの湯ともいうべきかもしれない。

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いろいろ企画があるのは楽しい。しかし人混みもすごくてその中に飛び込んでいくのもなかなか気力が要る。また、次回に挑戦しよう。