ゲストハウスもここまで来たかという「箱根テント」

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強羅駅の近くのゲストハウスに泊まってみた。素泊まり相部屋3500円。

 

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春から秋には平日も週末も予約で一杯の人気ゲストハウスなのだという。なるほど、私がバックパッカーであちこちの国を放浪していた頃のゲストハウスのような貧乏くささが皆無な、オシャレでデザイン性に溢れた空間。18年前、ゲストハウスは東南アジアならば1泊1000円、日本ならば2500円が相場だったかと記憶している。それが倍以上もオシャレで快適で掛け流し温泉風呂もついたゲストハウスが3500円か。世の中に良いデザインそのものが身近に安くなってきているのだろうか。

 

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夜に皆が集う空間もなんとも清潔で明るくて暖かみがある。1人でハンモックに揺られるもよし、2人で並んでカウチに腰掛けるもよし、6人で座卓を囲むもよし、知らぬ人同士が炬燵を囲んで雑談するもよし。

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夜にはタップビール、クラフトビール、カクテル、ピザからチキンレッグ、ラザニア、生姜焼きなど食事も注文でき、しっかりとしたものが出されていてここで食べる人も多いようだ。

 

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1人で来て、ゲストハウスのスタッフやほかの旅行客と気安く話をするのもゲストハウスの醍醐味。

 

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男性相部屋は4人1室。満室で1泊1万4千円を取れ、さらに別途バーで飲食代2000円程度を使ってもらえるなら、風呂設備の至らなさに目くじらを立てられながら安旅館を続けるよりもゲストハウスの相部屋にしたほうが収益は良さそうだ。

 

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風呂は二つで、檜風呂の湯船は他人2人が一緒に入るのは正直、しんどい広さ。

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もう一つの岩風呂でも3人は少し窮屈か。お湯はかなり熱めで長湯はできない。

 

よって貸切制になっている。案外、外国人は利用しないか、長風呂しないから用は足りるのかもしれない。温泉に挑戦したい外国人も貸切なので入れて敷居が下がるし、夫婦やカップルで入れるので旅情が盛り上がるかもしれない。

 

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さっと済ませたい人のためにシャワーブースが二つ設けられている。ところどころは工事途中と思わせるぐらいの無骨な仕上がりだが、ゲストハウスだと許されてしまう。

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ここなら日本に遊びに来る海外からの友人知人にお勧めできる。

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姥子温泉秀明館で読書に耽る湯治4時間:3100円。

箱根テント宿泊:3500円。

強羅の銀カツ亭の豆腐カツとじ御膳:2100円。

宿でクラフトビール500円。

バス代360円。

合計1万円弱。箱根ハイアットリージェンシーは会議目的だったのであれはあれで快適で安全で会議設備も充実していて素晴らしかった。しかし箱根ハイアットリージェンシーは個人旅行利用の場合は値段が高い割に文化的なコンテンツに乏しい。根が貧乏性なのか、あちらに値段ほどの面白味は感じられなかったのだよな。