豆鹿頭骨鉢の仕上げと乾燥、団子虫鉢仕上げ

 

雨の日の作陶。

 

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石膏型抜きに失敗しかけたものをなんとか復旧。そして右側のものは手で目の周りを壊してみたり。ううむ、余計なことをしたか。

 

左右ともに同寸法のものだが半乾燥したものと未乾燥のもので露骨に寸法が異なる。収縮率は10%を超えていると思われる。

 

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この豆鹿頭骨、まだ、金ラスター釉以外に満足のいく釉掛け作品を生み出せていない。

トルコ青結晶釉を掛けて焼くか。

一号失透釉に鬼板で縁取りをして還元焼成に回すか。

先生曰く困った時のマグネシアマットでいくか。

 

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団子虫鉢も無事に乾燥が進んでいる様子。

 

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口の下と腹に開口部があり、そこに多肉植物を植えつけられるようになっている。

 

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実際の団子虫よりも脚を太く誇張表現している。何かを求めるように脚を空に伸ばした状態。丸まっていた団子虫が体を開く刹那に見せる動きを表現したかった。

 もっと何十時間もかけて細部まで精密に作り込んでみたいけれども、鉢としての強度がなくなるし、釉掛けするとディテールが埋まってしまう。植木鉢は日照や外気温に応じて室内に取り込んだり、出したりする。ささいな衝撃で破損するようでは実用性にかけるし細心の注意が必要だと気疲れする。2〜3時間で作れるここらへんが時間対効果の良い区切りだろうか。

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白い仙人掌を腹から生やしたい。

 

それにしても団子虫はやはり、甲殻類だ。

 

これまでのものとは雰囲気を変えてマンガン窯変釉で外殻をメタリックに仕上げ、脚にワンポイントで明るい色をつけたい。