日が暮れてもホイアンは絶えることなくフォトジェニック。塗装の剥げた壁も雨晒しの退色したランタンもなんだかカッコいい。
あちらこちらでカメラ小僧が澄まして、少しばかり照れながらポーズを決めた女性陣を撮る。女性同士で撮り合っているのもよく見かけるが、男が澄ましてポーズを決めているのは少ない。
ぼうっと眺めていると視点が合わなくなって、ただ色とりどりの川面がピンボケして眼前に広がる。
川面の光源はお婆ちゃんが売る蝋燭の乗った紙皿。灯籠流しだ。これが無数に川を流れていく。
SAKURAという名前の街では高級なレストラン。暗闇の中に鮮やかに浮かび上がる。