多肉植物愛好家のブログを眺めていて好きなものは成長の軌跡の記録。何年間でどれだけどのように育つのか。成長の遅い植物だけに眼を見張る違いがあると楽しい。
いや、これは成長というより徒長だろう、というツッコミも含めて楽しむべき。
私もせっかくなのでいくつかの株の古い写真を掘り出して比べてみた。
2013年8月の「希望丸」。柱というよりもまだドーム状と言える。
2019年6月。6年弱の歳月でこれだけ伸びた。帯のように白い部分は、その成育期に日光を十分に浴びて白い棘を密に形成したから。そういう意味では、少し徒長気味だとも言える。息子の処女作の植木鉢で今後数年は育てて行きたいので早く大きくさせたいわけではない。日光にしっかり当てて、辛めに育てて行きたい。
2012年9月の「蘇鉄麒麟」
2019年4月。まだ冬眠明けで葉が動き出していない。昔は肌が緑だったのだが、現在は全て褐色。成長期になれば緑になるのだろうか。6年半で3倍の背丈になった。
2012年9月のゴーラム、宇宙の木。
2019年8月の「ゴーラム、宇宙の木」。ホームセンターで買った298円苗も7年の月日は立派な株へと変えてくれる。
木質化って何かと聞かれたら見せたくなるような枝ぶり。
2016年10月の「姫将軍」。
2019年8月。およそ3年で3倍近く伸びた。成長が早いが陽に向かって曲がりやすくもある。
突き出た短い腕に肥満気味の指のよう。薄紅色に発色して綺麗だ。油断せずに寒くなったら取り込まないといけない類だと思う。
秋の成長期の始まりはどのように判断したら良いかが未だにわからない。