作陶 透光性磁土の鋳込み、瓦礫鉢の釉掛け

写真を撮り忘れたが、1年ぶりに轆轤で水挽きした。感覚が失われていて菊練りも轆轤もうまくできなかった。とりあえず、何段にも釣り重ねられる鉢を4つほど作った。なんとなく誤魔化したものは後で大きく歪む気がする。

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上腕骨肉解剖鉢は無事に乾いたようだ。乾燥した段階で10%ほど縮んだ。その際に骨の接合部が剥離したり、白土と赤土の収縮率の違いから腱が切れたりする恐れがあったが無事に乗り切った。次は素焼きだ。窯入れが難所。

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多肉植物用の鉢はシンプルにマグネシヤマットを掛けることにした。

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どぶ漬けした後に凸凹した面だけの釉薬を剥がす。望ましくは焦げてほしい。薄く掛かっているせいで半端に褐色に発色するのが困る。


背の高いやつには根が太く長く伸びるユリ科ハオルチアの何かを植えたい。「氷砂糖」を株分けするか。


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透光性磁土で鋳込みした。どうしても陶土と物性が違くて泥漿の流動性を保てないせいで厚みが過剰になってしまっている。慎重に薄く削らないと光は透過してくれないだろう。


次回は水分を増やして短時間で中の泥漿を排出してみよう。


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計量して鉢をいくつか持ち帰った。こうしてみると団子虫鉢の巨大さがわかる。