フェロカクタスの亡骸をオブジェにしたらかっこいいかも

子供が小さいこともあって、刺モノは育てないことにしていた。

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唯一の例外がこのフェロカクタスで品種名は覚えていない。長刺日の出丸だったか、刈穂玉だったか。子供が生まれる前に手に入れていたのだと思う。

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室内に置くと赤子が怪我するかもしれないので、長いことベランダの釣竿に鉢ごと吊り下げて野晒し、雨曝しにしていたにも関わらず、逞しく育っていた。横殴りの雨以外は水が掛からない場所だったから致命的な問題はなかったのだろう。

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サボテンの根は大抵、その地表部の立派さに比べると貧弱なものだが、これは見てわかる通り、しっかりと張っていた。

今の家に移り住んでからはもう少し雨風の入るベランダに置いていた。3年間は問題はなかったのだが、6月のとある日に強風で鉢が倒れ、中の土が溢れ出して株元や根が晒された状態で雨に降られたらしい。


気づくのが遅れてしまった。気づいてからほんの数日で一気に枯れてしまった。腐ったというほどにぶよぶよとしたり悪臭がしたわけではなく、それこそあっという間に黒く枯れて縮んだ。


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枯れた亡骸は捨てるのがしのびなくて、こうして根っこごと針金で宙に浮かべて飾っている。枯れてもなお、かっこいいサボテン。管理不足で駄目にしてしまったのは悲しいが、暗い室内に飾れるサボテンだと前向きに捉えられる。


刺の部分だけを金や銀に塗ったらどうかと思案中。