3つ目の白瓦礫鉢は少し個性が強めの形状。
こちらも赤土2号にマグネシヤを施釉、酸化焼成。
植え込んだのは上段がエケベリア「薄氷」、下段がセダム「緑亀の卵」。
薄氷は青白くて少しばかり神秘的。標準的なロゼット状のエケベリアともいえる。
「緑亀の卵」は「オーロラ」と似た葉の形だが葉は硬く「オーロラ」のようには紅葉しない。成長が遅いのでこの窮屈な岩の合間のような住まいも合うのではないかと思った。
葉にシワがよるぐらいに水を少な目に、かつ陽射しに当てて育てるのが良さそうだ。幸いにして耐寒性が高く、冬の関東でも雨の当たらない屋外での越冬が大丈夫なようだ。11月に入ってからの遅い植替えなのが心配だが、この1ヶ月で根が多少なりとも張るかが勝負。
ちなみに陶器の角で釉薬が薄くなり、地の陶土の色が透けて見える箇所が好み。
上段の「薄氷」が大きくてアンバランスか。半年ほどして茎が伸び、下葉を落とし、さらにロゼットが矮小化したら丁度良くなるかと思う。