多肉とサボテンの夢の国、オザキフラワーパークの福袋

多肉とサボテンの夢の国「オザキフラワーパーク」の新春初売りに行ってきた。本当にここは店内を歩いているだけで娯楽になる。

 

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8:20到着 すでに40人ほどの行列。並んでいる客にホッカイロを配ってくれる。

8:30福袋引換券配布開始。先頭から、どの福袋が欲しいかを伝え引換券を受け取る。1人3点まで、同一品は1点まで。

8:35私の番になった。塊根植物福袋はすでに売り切れているとのこと。塊根植物の福袋は15,000円x7個、30,000x3、50,000x1とけして安くはない。私はミニサボテン福袋3,000円の引換券をお願いした。

10:00から福袋との引換を開始。この時に支払う。10:00〜10:20チランジア、10:20〜10:40ハオルチアとサボテン、10:40〜11:00はその他と種類ごとに引き渡し時間が指定されており、その時間内に引き取らないといけないそうな。その時間に遅れると、11:00から一般販売に出されてしまうので要注意。

10:20から引換、開始。中の見えない福袋が並んでいて、何やらみんな袋を持ち上げて首を傾げ、また他の福袋を持ち上げしている。重さが異なるのだ。おそらく、希少で値段が高い種類のサボテンが入った鉢数の少ない福袋か、株数の多い福袋かなのだろう。

 

店内では福袋は開けてはダメということなので同じものを買わないようにするには福袋と異なる種類の植物を買うことになる。

 

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で、帰宅して開けてみた。相変わらず、マンゴー殿がかわいいけど、この場では邪魔だ。食べ物ではないのだから。あちらへ行っていてくれ。

 

1.眠獅子

 

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これは当たりかな。珍しい。しかも大きくなると下記写真のようにとても不思議な陵を形成する。

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2.デボスキー (下記写真左)

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老楽と同じ「エスポストス」。白サボテン好きには嬉しい。どんな昆虫鉢を作ろうかと思う。

 

3.ペンタカンサ錦 聖王丸錦(上記写真右)

五角鸞鳳玉と並べて育てたい五角形サボテンの斑入り種。冬は室内退避、夏も直射日光回避。少しヤワい仙人掌。水が好きで半日陰管理なので水耕栽培が合いそう。

 

4.メロ・アゼリウスと書かれているが通名はアズレウスだと思われる。

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頭に帽子状の花座をつけるのが特徴。接木せずに花座ができるまで育てるのは何年かかるのだろうか。寒さに弱いらしい。しかも水切も良くないとか。難物種か。

 

5.ワインガルチア 花笠丸

黄色い花がたくさんつくらしい。

 

6.三角鸞鳳玉

 

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説明不要。大きくなったらより均整のとれた三角形になるだろうか。四角鸞鳳玉が既に家にあるのでこうなると五角が欲しくなってしまう。

 

7.紅鳳丸

 

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不釣り合いなぐらいの大きな花を咲かせる品種。紅の金属光沢の花。こちらも1株を水耕栽培にもらおう。

 

 

8.福禄龍神

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棘が殆どない柱サボテン。真っ直ぐに育てる為にはひたすら株を回さないといけない。

 

9.王冠竜

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12稜前後の端正な玉になる100円ショップでもよく置かれる強棘類普及種。フェロカクタスは子供が小さいうちは持ちたくないサボテン筆頭だった。成長は遅いらしいが大きくなったら、植え替えるのが大変。寒さに強いので屋外越冬株だな。1株を水耕栽培に回したい。

 

10.翠晃冠錦

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班の入り方が僅かで微妙。どちらかというと本体は至って地味なサボテンだが直径4cm程度の大きさから花を複数つけるようになる花咲の良いサボテン。寒さには強く真夏の直射日光さえ避ければ管理は楽らしいのでこちらも屋外越冬株指定。水耕栽培してみようか。

 

福袋の総合評価は3000円で10株が入っていたので一株平均300円と考えればとてもお得なのだと思う。とはいえ、ペンタカンサ、王冠竜、花笠丸、鸞鳳玉、翠晃冠錦らへんは幼株は100円ショップでも売られている普及種。なかなか売っているのを見かけないのは眠獅子、デボスキー、福禄龍神か。

 

花を楽しむサボテンが3種で花笠丸、翠晃冠錦、紅鳳丸、形状が個性的なサボテンが2種で眠獅子と福禄龍神。花座の個性的なサボテンが1種、アズレウス。棘がひたすら主張の強い王冠竜。有星類の鸞鳳玉。白いフワフワサボテンのデボスキー。バリエーションを考えて詰め合わされた10種とも言える。

わがままをいわせて貰えば海王丸象牙丸、瑠璃兜かオベサが入っていたら良かったのに。

 

10株に加えてLサイズのTシャツが入っていた。私はMサイズなのだよな。嫁さんに敢えてダボダボにこのTシャツを着てもらうか。

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絵柄は生命の樹、セフィロトの樹をモチーフにしている。しかし各要素を見るとセフィロトの樹のそれではなく、Rhodophyta(紅藻類)だとかGlaucophyta(緑藻類)、Chrophyceae(車軸藻綱)とか。なぜ多肉でもサボテンでもなく、Algae藻類を図案化しているのだろう。そして一番下にはICBNと書かれている。国際植物命名規約のことだ。実はこれはメルボルン規約の前の古い名称で現在はICNとなっている。最下部にはHard Core Plantsの文字が。ハードコアプランツ。いやあ、センスが先鋭的でハードコアですよ。

 

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 通常の狩場も大混雑。まるでデパートのワゴンセール。

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安かったのでさらに5鉢も買い足してしまった。

 

1.アロエ・クリスマスキャロル

 

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今日一番の収穫はこの株かもしれない。アメリカで作出されたアロエの園芸品種で葉の縁が赤くなる。赤を強く出すには直射日光が欠かせず、アロエらしからず寒さには弱く10℃以下で室内取り込み。

 

2.バリダ 万代

 

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寒さには弱いらしいので室内取り込みして根を乾かさないように管理。夏の直射日光も避ける。早く大きな玉に育って欲しい縞の綺麗な期待の株。花芽跡がボサボサの個性的な姿が早くみたい。

 

3.幻楽

 

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老楽の相棒として幻楽も加わった。デボスキーも加わりエスポストス3株。これは専用の昆虫鉢を作ってあげたい。

 

4.翡翠殿

 

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家には瑠璃殿がある。そこに翡翠殿も加わった。

 

5.ディソアンシー

 

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模様のついたアロエが1株は欲しかったのだよね。あと鬼切丸があれば、もうアロエは満足できる。

 

 

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セレウス・ペルビアナスを発見して血圧が上がる。しかも左の株は特に形が綺麗。外で野晒しにできる耐寒性も魅力。ううむ、10,000円か。右奥の四角鸞鳳玉の多頭株は値段も迫力の18,000円。そのぐらいするだろうね。手が出ない。

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白星の巨大群生株が9,800円は安くないだろうか。泣く泣く店を後にした。