還元焼成した鉢に貫入が入らない

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一年待った還元焼成が焼き上がった。還元焼成すると釉薬は表現が落ち着いて複雑さを増して味わい深くなる。はずだったがなっていない。真っ白とテカテカではないか。

 

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このままだと物足りないので大鍋に珈琲を入れて煮込み、二晩も漬け込んだ。

 

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パッキパキに貫入に珈琲を染み込ませて古色を出すつもりだったのに貫入に珈琲が入っていかない。還元焼成は酸化焼成よりも時間をかけて酸素が欠乏した状態で焼く。その結果として酸化焼成よりも焼き締まるのだろうか。

 

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累積8頭分の豆鹿頭骨鉢が揃った。ほぼ同じ寸法なのだがどれ一つとして同じものはない。

 

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輪郭に弁柄を塗らない真っ白、金ラスター、辰砂に弁柄輪郭が好み。

 

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作り過ぎたか。それでも鉄赤、透光性磁土、マグネシヤに金縁。まだまだ作りたいシリーズ作はある。


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実はベランダにも、もう2鉢あるので合計10鉢あることになる。ベランダの日向に置いて錦晃星が根付くか経過観察していたのだが、丸一年経過して昨年よりも少なくはなったが花芽を出し、まさに咲こうとしている。頭骨内の土の量と時折降る雨からの水分量と折り合いをつけてしっかりと根付いてくれた。春から秋は雨晒し露天栽培で冬だけバルコニー温室に取り込んでいる。

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花の咲く季節だけこうして室内に取り込んで飾っても良い感じ。

もう2年ほど後頭部方向に枝を伸ばし、その後に反転させてロゼットを正面に向くように仕立てたら平置きして飾りたい。数年かけて形を作るのはもう盆栽に近いのかもしれない。

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土と水が抑えられると多肉植物の成長が抑えられるので形が崩れ難くもなるし締まった株になる。花が咲くほどに充分な環境だということも確認できた。そろそろ春になるので残りの鉢にも多肉植物を植え込んでいきたい。


黒法師やサンバーストなどのアエオニウム

紅覆輪

冬紅葉

アロエ

錦晃星ももう2鉢ほど作ろうか。

金紐を植えたいけれども移植に拒否反応示しそうなのが懸念。。。