遊泳毛のついた後肢の造形が決め手の源五郎。
斜め後方上に伸びた後肢は溶けて下がることなく焼き上がってくれた。
固い前翅の片方が開いてその隙間から植物が生えている仕様。
固い前翅の下にある後翅は省略。腹の段々と几帳面に表現してみた。
ちなみに横から見た図。小さな脚を三点つけている。水生昆虫の源五郎なので、釉薬を雑に流し掛けして土肌をより広範囲に見せるようにして液体感を出してみた。
植え込んだのは銘月。多肉植物としては雑な扱いで庭に野放図に植えた状態だったのだが、今回、こうして取り込んで専用の鉢に植えた。銘月の魅力はなんといっても悪環境にも負けずにひょろひょろと茎を伸ばしていく生命力の強さ。もう一曲がり、二曲がりしてくれたら面白くなるのではないか。