いかにストレスなく巣篭もり生活を楽しむか。緊急事態宣言下の外出自粛生活においては貸切露天風呂と部屋食の温泉旅館に行くのすらも躊躇われる。道中、全く店やコンビニ、トイレにも立ち寄らず一切の接触なしというわけにもいかないから仕方ない。
そうならば家で露天風呂に入れるようにすれば良い。
必需品1.ビニールプール
縁の高さのあるもの、かつ高さの7割ほどまでの湯を張っても300L程度で収まりそうなものを探した。子供用のビニールプールは縁の高さが40〜50cm程度と低いものが多く、かつその高さの7割ほどまでしか水を入れられない仕様となっている商品が多い。やはり肩まで、せめて胸までお湯に浸かりたい。
容量に関しては我が家のバスタブは300Lほど。ビニールプールも容量が大きすぎると600Lだとか800Lだとか入れる湯量が嵩んで非経済的になってしまう。面積が広すぎず、高さのあるもの、それでいて大人1人、子供2人が入れそうなサイズとなるとみつからず、経済性と大人1人子供2人が入れる広さを優先し、高さ46cmで30cmの高さまで湯を張ると240Lほど入るものにした。
実際に使ってみて、結果として湯温を高くできれば肩が浸からなくても半身浴のように快適に長湯できることが判ったので縁の高さはそこまで重要ではない。むしろ、寄りかかれるクッション性と分厚さがあることが重要。その点、このプールは問題がなかった。底が薄くコンクリートの上に直置きすると固いのでクッションシートを敷く必要があるだろう。床が人工芝だと全く問題ない。3199円也。夏は子供の水遊びプールとして利用する予定。
必需品2.電動ポンプ
顔を真っ赤にして何十分も息を吹き込むようでは気軽にビニールプールで露天風呂を楽しめない。電動で膨らませられる空気入れポンプを購入した。あっという間に膨らませられるので、空気を抜いて畳むのも気兼ねしなくなる。1,199円なのでこれは値段の価値は十分にある。
オプション品3.沸かし太郎
湯沸かしと保温ができる器具。気になるのが電気代だが1時間使ってもたった4円とのこと。最高温度は45℃でアルミ筒のカバーがあり、熱源に触れて火傷しない安全設計。
55℃給水温度で蛇口からホースでビニールプールにお湯を供給し、入浴しない時には沸かし太郎をプール内に沈めてスイッチを入れ、100円ショップで買った断熱シートを水面にかぶせて保温。
ただし値段は24,000円とそれなりに高い。追い炊き機能のないバスタブの人向けの商品のようだ。50℃以上のお湯をホースなどで供給できる環境があり、湯を保温したまま時間をおいて繰り返し入る必要性がないならば購入しなくてもよいと思われる。
朝から青空の下で風呂に入るのは気分爽快。
子供達と風呂に入りながらアイスを食べる。
子供が寝た後、洗面器を浮かべて酒器を乗せ、露天風呂晩酌。
家族が中庭で素っ裸で陽の明るいうちから庭で風呂に入っている眺めはシュール。
こりゃ、ええわ。