DIYの次の計画。書斎の天井の一角を腸内フローラのようにしたいと思った。マイクロバイオーム天井と呼んでもよい。
参考写真: 佐賀のラズリ https://flower-style-lazuli.business.site/
色とりどりのお花に囲まれて乙女な気分に浸りたいというわけでもない。
どちらかというとイメージは腸内フローラであり、ビフィズス菌やらフェーカリス菌やらウェルシュ菌やらの菌類がコロニーを作って互いにせめぎ合っている有機な光景を再現したいなと思った。どちらかというと冬虫夏草や寄生キノコの延長であり、異世界感を演出したくなった。
青、白、緑しばり。
紫、赤、黄などの暖色系は排除。綺麗だし花材は豊富だけれども。
参照:静岡のダーワ https://www.instagram.com/dryflowergallery_daaw/
コンセプト
棚に飾られた陶虫夏草やサボテンの世界観を拡張する天井装飾。菌叢。
- 苗から庭に植えて育てて楽しむ。通行人に観て楽しんでもらう。
- 収穫する。買うよりも安上り。
- 天然干しを兼ねて天井からつるす。菌叢天井を作っていく。
3年ほどかけて完成すればいいし、その後も新陳代謝維持されればよい。
色よりも形状ありきで材料を選んでいくと、理想は白サボテンを逆さに吊るすことなのだが、大量の白サボテンを用意する資力もないし、逆さに吊るせもしない。そこで花材から似た形状のものを探した。
エリンジウムは立派に咲けば、こんな感じになるらしい。鉢植えだとここまで花数は多くならないと思われる。
瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)はこんな感じ。毒々しくて、胞子のようにも見えて素晴らしい。なぜ、このご時世で瑠璃玉薊が植えたくなったかというと、見た目がコロナウイルスに似ているからではないかと気づいた次第。花材店では花が5、6個ついたものが1束600~800円で売られている。なかなかお高い。
そんなわけで早速、瑠璃玉薊「エキノプス・ルテニクス」の苗を2つとエリンジウム「ブルーグリッター」と「マジカルブルーグローブ」をそれぞれ1株づつ購入した。1株400〜500円也。瑠璃玉薊は地植えで3~4年は元気に咲くそうなので2株とも花壇の乾き気味の区画に苦土石灰を漉き込んで植えた。
エリンジウムは日本自生種もある瑠璃玉薊よりも夏の高温多湿に弱そうなので雨天時には取り込めるよう、高さ25cmほどの鉢にこれまた野菜の培養土にサボテンの土を排水性改善のために混ぜ、さらに苦土石灰で酸性度を中和して植えた。
こちらが「マジカルブルーグローブ」
こちらが「ブルーグリッター」
懸念点
- 書斎の机の上に吊るしても花粉が頭上から落ちてこないか。
- 何年ぐらい色はもつか。何年ぐらいで廃棄する必要があるか。
- 1㎡を埋めるのにどれだけの材料が必要か
- 梅雨時などカビてしまわないか。通風など必要な管理は何か。
- エリンジウムは臭いらしい。ドライにしても臭いのだろうか。
今後は庭がマイクロバイオーム天井の花材生産工場となる予感。
もし無事に東京都の高温高湿度でも育てられることがさて、どうなることやら。