秋の朝顔

いつもブログを覗かせてもらっている方から、世界でも朝顔の色や形の豊富さは日本が随一というコメントを頂き、なんだか朝顔に目が止まるようになってしまった。


実は朝顔奈良時代に中国から伝わってきた外来種だそうで、700年の間にすっかり日本の文化にも根付いたそうだ。ヒマラヤやチベット周辺が原産地と見られており、インド、中国、韓国などを伝播する過程では園芸品種化しなかったようで、とりわけ日本に伝わってしかも江戸時代に爆発的に品種作出がなされたそうだ。

ちなみに欧州で普及しなかったのは朝顔が高温を好む短日性で咲くことが難しいからだそうだ。秋になりこんなに涼しくなっても咲いているのだから、欧州でも咲きそうなものなのに。

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紫に鮮烈な赤紫の筋の入った美麗朝顔

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蔓でどこにでも絡まって咲くのだから絵になる花だよな。なぜ中国で愛されなかったかが不思議。

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こちらは一般的な原種に近い朝顔のように見える。


團十郎なんていう、海老茶色の品種まで生み出してしまう。黄色い朝顔なんてのもある。

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こちらは花の縁がフリルのようになっている。

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益子で見かけたこの朝顔は見事な斑入り

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ああ、でも中心が白く清々しい青のこの朝顔が好きだな。


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昔、京都の大徳寺で座禅前に活けた朝顔


来年の夏は庭の生垣を朝顔だらけにしてみようか。