12月に暦が変わると一気に冷え込んだ。夜の間に気温は5℃まで下がり始めたようなので、多肉植物の冬支度をした。
室内には取り込みたいが、休眠させたいわけではなく、少しでも陽に当てたい鉢。もっぱらハオルチア、クラッスラ、コチレドン属の鉢を南向きの窓辺に置くことにした。
やっつけで三段の棚を作ってみた。右側に背丈の高い鉢を置けるようにした。
左側に窓枠にぎりぎり入る寸法の立板を入れていることで、右側が天地に突っ張りがなくとも地震が来ても簡単に棚ごと落下しないように作ってある。
さらに上の棚は傾斜をつけて少しでも陽に当たりやすくし、さらに棚板を後方にずらすことで最下段にも陽が差し込みやすくした。
バルコニーは昨年同様、外と内の開口部をビニールシートを吊るして覆い防風した。
完全に密閉しているわけではなく、隙間はあるので昼間は外気よりも温度は上がるものの、夜は外気と同程度まで冷える。ただし雨雪風にはあたらないので耐寒性のあるサボテン類、エケベリア、ガステリア、硬葉ハオルチア、なんかは安心して室外に置ける。アストロフィツムも断水して屋外で越冬させる。
温かい珈琲を飲みながら休憩するのに快適な場所。そんな過ごし方をする余裕のない昨今だけれども。
ここ最近、オブツーサがプリプリとし始めた。生育期は春と秋で冬は休眠期と書かれている場合が多いが、このオブツーサはどうも冬が一番成長しているように思う。
こちらのハオルチアも同様。冬になって葉が膨らみ始めている。
そうこうしているうちに、ガガイモがまた咲いた。
とある多肉植物の紹介サイトには花期は8月、冬は生育が止まるためにほぼ断水すべきと書いてあるのだが、どうにも当てはまらない。
紅彩閣もいつのまにか花の蕾だらけだ。成長期は夏型で温かい時期に花を咲かせるとのことだが、秋から冬にかけて俄然、成長している。
温室化後の10時時点のバルコニーの気温は18℃。天気予報やwebを見ると同時刻の東京は12℃なので、外気よりも6℃ほど温められていることになる。温室化したばかりなので、多肉植物鉢のこれまでの季節外れの成長は関係ないはず。
Webに記述された一般論を鵜呑みにせず、自宅の育成環境とその個体に合わせて管理していかないといけないのだろうね。