SDG、温暖化対策。私世代とは異なってきている子供達世代の意識

幼稚園児の息子が実物の馬を見て絵を描いてきた。

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何かと言われれば馬と推測できる範疇かね。

 

そこらの幼稚園児が描いた水準程度の絵で、とびきり上手いわけではないのだろう。息子には褒めちぎったけれども。

 

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全く心にもなく褒めちぎったわけではない。

「膝が出っ張ってる」

「足の先っぽとかかかとが凸凹してる」

「地面も凸凹してる」

と言葉足らずに絵の説明をしてくれたのだが、馬の脚が棒状に接地しているわけではなく、蹄、副蹄が複雑な構造をしている様を写し取ろうとしていることにえらく感銘を受けてしまった。足先まで棒状に描きがちなのに、ちゃんと先入観ではなく目の前の事象を観察して描いている。

 



子供達が何を見て、どのように物事を見るようになっているか。私の子供の頃と今の子供たちとでは変わってきていると思うことがある。

 

ここ一年ほど、子供達の最も興味のあることは自然災害、温暖化対策と環境の持続性、しいてはエネルギー政策だ。(あと、ドラえもん

 

防災体験学習センター「そなエリア東京」に連れて行けとせがまれて大都市部に直下型地震が直撃した場合の災害後72時間に何をすべきか、日頃の備えとして何をすべきかを学びに行った。

 

東京スイソミルに連れて行くようせがまれ、水素燃料自動車の可能性について学んだ。残念ながら現状として原発や火力発電所環境負荷は高い。水素燃料自動車は電気自動車よりも遥かに早く5分弱で燃料充填が可能で、既存のスペックでも満タン状態で650km走らせられる。化学反応した後には水が排出されるだけのクリーンエネルギーだ。それがガソリンと同等かそれ以下の価格に下がって行く見込みという。

既に水素バスが都心を40台ほど走り、まだ少ないとは言え水素を補給できるガソリンスタンドが増えつつあることも知った。モデルエリアの宮古島には水素ステーションがあちこちにあるらしい。

 

トヨタが水素燃料自動車の生産キャパシティーを10倍にするとの新聞記事が先月あった。

 

水素燃料自動車は災害時に、大容量の電気を給電できる。環境負荷の観点と防災の観点でうちも水素燃料自動車が欲しい、買うべきだと仕切りにせがまれる。

水素燃料自動車は値段はまだ高いし、そもそも我が家に自動車は必要ない。置く場所もない。不要なものを買うのが一番環境にも良くないと言ってかわしているが、確かに水素利用に安全性が伴う限り、それは希望をもたらす未来のエネルギーのように思う。

 

子供達が節電と称して電気を消すようになった。コタツは環境に良いのか、今年はガスヒーターを使わないようにした方が良いのではないかと聞かれる。正しい答えを返せるようにしたい。

 

将来はハラル認定のように環境負荷認定のようなもの規格ができて、それの有無で消費者の購買行動が変わるようになるのだろうか、と子供達をみて思った。