コロナ禍での優先順位と忍耐

コロナの第三波が吹き荒れている。連日東京だけで新規感染者は600人越えだそうだ。今年の始めにはダイアモンドプリンセス号で600人以上の感染者が出て、船内感染を防げなかったことを各国が非難してたっけ。それが今や、12月16日のアメリカの新規感染者数はたった1日で247,403人に登る。アメリカは科学技術の最先端国だと思っていたが、アメリカ国内の大学や研究機関に局所的に知見があろうとどうにかなるものではないらしい。


世界全体で50万人超が新規感染し、8000人以上が亡くなる毎日が今の世の中だ。

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欧州や北南米に比べれば遥かにマシとはいえ、東京も医療機関のキャパが逼迫し、他の怪我や病気をしても普段のような対応を望めなくなりつつあるとか。


スウェーデンは集団免疫獲得戦略が間違いだと認めた。韓国はこれまで感染拡大の封じ込めに世界トップクラスに成功してきているがワクチン確保で大きく出遅れ、今後問題化するかもしれない。


誰もが試行錯誤。他の誰かを責めても何にもならないことをしみじみと実感させてくれる情勢だ。自分や家族の身は自分で守り、工夫していかねばならないと重ねて思わされる。

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勤め先は在宅勤務推奨から在宅勤務命令へと変わるかもしれないとのこと。

忘年会や送別会は全てキャンセルとなった。

同僚やチームの人からも、ふとした瞬間にイライラ、ピリピリ、不安やテンションを感じる。

今年の年末年始は実家に帰省しないことになった。

外食も可能な限り自粛。

買物も一人で短時間で済ます。

子供をお出掛けに連れていくのも難しくなった。

第一波のように不便を楽しむ余裕も無くなってきた。

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倒産も増え、失業者も増え、社会不安は増す一方。仕事も悲惨だ。


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こんな時ほど、しぶとく、忍耐強く、優先順位を明確にして、慎重に。私にとっての優先順位は何かを振り返ると、やはり家族の健康と平穏だろう。


頑張ったからといって、市況を覆して業績が劇的に回復できるとは限らない。嵐の中に飛び込んで吠えて手足をばたつかせるよりも、じっと過ぎるのを待つべきなのではないか。コロナ禍での業績悪化を責められようが、そこは殊勝な顔して受け流しつつ、やれることを淡々とやろう。


全てを上手くやろうと欲をかかずに、死守すべきものを優先する。恥にまみれ、気に食わなかろうとも。辛抱、忍耐。嵐が通り過ぎるのをじっと待つ。

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自分に言い聞かせないと短気を起こしてしまいそうだから。


向こう一年は良い評価を求めない。

顔色を伺いすぎない。

悪役になることを恐れない。

公私を混同しない。

慕われることを求めない。

仕事は仕事と割り切る。

健康を損なう自己犠牲は払わない。

超過労働しない。終わらなければ不出来を受け入れる。



週末の1日は子供達、家族に費やす。

もう1日は自分の時間を確保する。

週末は働かない。

闘争心を保つ。

平日もだらだら在宅残業しない。

週に2回は走る。