大好物ビール「雷電 閂」到着。ふるさと納税でタダ酒を呑む後ろめたい悦び

ついに届いた。ふるさと納税で注文したオラホビール。

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「個人住民税は、住民に対して行う行政サービスなどの受益に対する対価として、地方自治を支える基幹税」


杉並杉並区民として区民図書館や区営プールを使わせてもらったり区のサービスを受けている者としては、本来なら住民税を納めるべきは杉並区であって信州東御市ではないのだよな。しかも当たり前に納めるべき税金でタダ酒を呑ませてもらえるだなんて、なんだか狐に摘まれたような気になる。

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当然納めるべき税金で縁もゆかりもない地方の黒毛和牛や鰻や高級果物や酒を楽しめてしまうという、そんな不思議なふるさと納税という仕組みが作られた。ここ数年、大いに盛り上がっている。問題がないわけではないけれども地方活性化に寄与している部分もあるし、ありがたく享受させてもらおう。


杉並区は令和元年、24億円以上の地方税が流出したらしい。区のページではそんな状況に疑問を呈している。保育園や児童養護施設への寄附をふるさと納税で募ったりもしているが、返礼品無しの寄付を善意に訴え、区外へのふるさと納税利用を批判するだけで良いのか。国が主導した仕組みに文句を言わず、杉並区も何かもっと工夫したら良いのに。健全な競走は発展を促すし、善意や理念の押し付けで社会は機能しないことは共産主義の失敗に学ばなかったのかね。


杉並区長は「杉並区は返礼品競争には参加しません」と声高に宣言している。ならば税収維持確保の代替手段を講じるべきだし、理念だけ掲げて善意の寄附不足や他自治体へ寄付する人を批判するだけでは、理念に自己陶酔して税収を確保する努力と行政サービス拡充の責務を怠ってることにならないか。

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食品在庫棚が雷電で2列埋まってしまった。


杉並区に、魅力的な地場の商品がないという事実を問題にすべきだし、いやいや、杉並区にだってもっと何か魅力的な特産品はあるはずだろうとも思う。

杉並区のゆるキャラ「なみすけ」グッズ

サブレ

ガーゼ

返礼品無しの寄附

現行のラインナップが弱すぎる。いや、そもそも返礼品競争に参加しないのではなかったのか。半端に参加して掲げた理念すらも揺らいでいる。


杉並区が推せるふるさと納税返礼品は何があるだろうか。

東京ばなな」は全国的な知名度があるのではないか。「うさぎや」のどら焼きや「saten」の濃厚絶品抹茶プリンのようなものだって賞味期限が短いので難しいかもしれないが嬉しい。

モノでなくとも、「高円寺阿波踊り」の観覧席でも「高円寺大道芸祭」などでの「みうらじゅん」や「大槻ケンヂトークショーのチケットなんぞでもサブカル好きにはささるかもしれない。

鬼滅の刃」や「刀剣乱舞」などのアニメ制作プロダクションでありカフェも人気のufotableも杉並区だ。

杉並区は緑化を促進しているが、例えば青梅街道の街路樹の植樹スポンサー権などを設定して寄附者のパネルなりをつけてもらうなどもどうか。外狄荘に植える銘木椿なんかでも寄付したい。


そもそも「返礼品競争に参加しない」のは区長がそこまで意地を通すほどの大義なのか。区民はそんなものに固執することを望んでいるのか。杉並区の魅力をアピールするなり、区民が区の整備に貢献できる道をなぜ模索しないのか。

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雷電」はそれにしても美味いなあ。ふるさと納税について飲みながらあれこれ考えていた。やはり居住する自治体であれ、地方であれ、優れたモノが支持を受けお金が集まるのも、古い仕組みに頼るだけのものは淘汰されるのも一つの健全な形だと思うのだよね。


願わくば地方においてもふるさと納税の受益者は大手業者に集中しがちなので地方零細企業も手間が掛からず参加しやすい仕組みにして欲しい。


例えば地方の個人陶芸作家だとか

伝統工芸士だとか

古民家民宿だとか


私たちは区に隷属しているわけではなく、納税先の選択肢が与えられている以上は日本国民として残したいと思う地方の特産品や景観を応援したいという気持ちもある。


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結論。雷電、美味い。苦さばかりが際立つそこらのタップバーのIPAと比べて、旨くて甘味も感じられつつ苦味を愉しむIPA。何気にアルコール度数が6%なのだけれども度数よりも軽く感じる。香りも楽しみたいので、適度に広がったベルギービールのビアグラスが合う気がする。