高円寺は日本のインドと言うけれど

なんだかよくわからんけど、高円寺は日本のインドと言われたりする。


混沌としているから

カレー屋が多いから

インド雑貨屋が古くからあるから


「キミらは、日本にインドがあること事をご存知だろうか? 僕はその街を勝手に〝日本のインド″と名付けた」

そもそもはみうらじゅん氏が著書の中でそう高円寺を名付けたからだそうだ。

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最近、街中の理容室まで、インドじみてきた。

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シヴァ神じゃあるまいし。理容師ではなく客の方がインドっぽいという。「前髪は目にかからないようにしてください。。。」そんなやりとりがあるはず。

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高円寺を冠した日本酒が売られている。描かれているのは高円寺商店街連合公認の可愛くないゆるキャラ「サイケ・デリー」さん。サイケデリックとインドの首都デリーを掛けている。ターバンを巻いて明らかにインドを意識している。


なぜに。


インド人の友人が遊びに来ないものか。このエセインドワンダーランドを連れ回して、妄想インドカレー屋「ネグラ」で歓待したい。


高円寺警邏という徘徊に今日も励む。

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南口のタピオカ屋の2階がいつのまにか「ルポン」というポトフ屋に代わっていた。西荻窪にあるビストロ・ルポンの姉妹店だそうで、ブラチョーラと被るフレンチおでんとお肉のお店。気になる。

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角打ち立ち飲み屋「カドヤ」が「ニホレモスタンド」という立ち飲み屋に代わっていた。客はなんだか同じような顔ぶれに見える。看板が変わっても値段が同等なら気にしないのだろう。


入店してみたい新規店がちらほらあるのだが、このご時世、憚られてしまう。はよ、コロナよ去れ。

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庚申通り商店街の外れまで来たところにある、私のお気に入りの木造建物。こういった風情の洋館はめっきり少なくなった。


いつのまにか、ゆっくりと街は変わり続ける。