10月終わりにヒヤシンスの球根とガラス容器を購入して育て始めた。
水に浸かると数日で白い根を生やし始め、2ヶ月はひたすら白い根が伸びていくのを眺めていた。
年末年始の休みにはここまで伸びた。底に届いた後も撓みながら伸ばし続けている。
そして年末についに、球根の頭から鮮やかな緑の芽が現れた。
1月24日
かなり芽が膨らんできた。
マンゴー殿、食べたら毒ですぜ。
根はこの通りぎっしりでこれ以上、伸びても困る。水道水で栄養もないのだろうけれど、日光と球根の栄養だけで咲ききるのか。球根ってやつは栄養の塊なのだね。毒でも持ってなければ動物に食べられてしまって生存できない、高栄養価の存在なのか。
2月6日
どれどれ、芽が大きく膨らんできたね。
そろそろ陽に当てたほうが良いのだろうか。
2月27日
忙しくあまり目を向けていない間に一気に花芽が盛り上がっていた。あともう少し。
2月28日
たった1日で一気に咲き始めた。危うく咲いている姿を見逃すところだった。
ネメデールを投入して栄養をつけてもらおうかと思う。
根も鑑賞対象になる。窓辺が華やぐ。
3月1日 雨天強風
1日、1日の成長が著しい。さらに茎が伸びてくるのか、これで満開なのか。
3月2日 晴天
花穂がさらに伸びた。4畳四方に香りが届く。さあ、さらに伸びるのかこれが満開なのか。
水だけでよくもここまで豪華な花を咲かせるものだ。毒を持たないと球根などという栄養の塊は自然界では猪などに食い尽くされてしまうのだろうな。
上から見ると鞠のよう。
3月5日 晴天
数日前から変わらないのでこれ以上は大きくはならなさそう。満開なり。根っこも綺麗。
水道水を毎週汲み変えるだけで虫も湧かないし匂いもでないし手軽だった。花が咲かなくとも、根が伸びていく様を日々眺めているだけでも楽しい。これなら毎年、水耕栽培してみるのも良いかもしれない。
3月14日 快晴
1週間経っても元気に咲いている。色が濃くなってきたのではないか。
明るいところに持っていくと、紫の濃淡と薄い部分の透過性がよく見えて綺麗だ。日陰の食卓上にずっと置いていられるので、植物を置きづらかった場所にも季節感が出て良い。
3月17日
だいぶ萎れてきた。萎れることで紫が強くなり、花の中でコントラストが強まる。
ドライフラワーにはならなそうだ。