サボテンの還元落とし焼成陶器吊り鉢仕立て

焼き上がった吊り鉢に多肉植物を植え込んでみた。

 

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これが一番気に入ったかもしれない。この斜鎬吊鉢には「還元落とし焼成」による炭化効果はあまり出ていないが、少し赤や黄色のニュアンスのある陶肌で植物も引き立つ。これにはエスポストア「幻楽」を植えた。

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鉢のサイズが株に丁度良い。無事に根付いてくれることを願う。こちらは軒下で強光下に当てて育てていきたい。

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 迷路鎬鉢にはワインガルチア「花笠丸」を植えた。「花笠丸」はどうやらそこまで真夏の強光に強くはなさそうだ。

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大鎬吊鉢にはギムノカリキウム「翠晃冠錦」を植え込んだ。赤い錦の良株だ。ギムノカリキウムは水分を欲し夏の強光には日焼けしてしまう品種なので配慮が必要。 

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 そして面取り吊鉢にはテロカクタス「眠獅子」を植えた。まだ小さな株なのだが直径10㎝ほどの株に育つと表面の起伏がとてもユニークになるので成長を期待している。比較的陽射しには強いらしい。

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夏の強光を避け遮光して管理したいサボテンを眠獅子を最上段にして3連にまとめた。上下のバランスが悪い。奇麗な組紐で繋げたらもっとバランスよく纏められたのだろうが風雨にさらすと紐だと数か月で劣化して切れてしまいそうなので色付きの針金を使ってみた。陶器とサボテンが地味なのであえて明るい青にしてみたがどうだろうか。

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 こちら浅く広い吊鉢にはフェロカクタス「王冠竜」の三頭仕立て。真夏の強光にも風雨にも耐性の高いサボテンなのでこちらは完全に野ざらしざらしにしようかと思う。

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水受皿付吊鉢にはマミラリア「琴糸丸」を植えた。こちらも真夏の強光には強い品種なようで、「王冠竜」の下に配置することで多少の日除けにもなる。

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こちらの2連鉢は陽射しの強い場所で頑張ってもらおうかと思う。梅雨の長雨と冬の強風だけ要注意。野ざらしにするならば水受けを付けたのはあまり意味がなくなった。

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おまけに自立できない形状の鉢も作った。最も炭化効果の奇麗に出た深鉢。

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こちらには通称タコモノと呼ばれるユーフォルビア「九頭竜」を植えようかと思う。プラ鉢のままでも丁度良く嵌ったので、しばらくこのままでも良いかもしれない。

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まだ春の雨は冷たいのでもう少し暖かくなるまでバルコニー下で水遣りは少なめで待機。吊鉢が増えて空中庭園さながらとなってきた。遠目にみるとやはり斜鎬の鉢が面白味がある。これと似た鉢をもういくつか作ってみようか。