柱サボテンのセレウス「鬼面角」、あるいはヌーダムと呼ばれるやつを花屋で衝動買いしてしまった。いや、先週から買おう買おうと1週間想い続けてきたので衝動買いではなく計画的だと思いたい。
5200円。値段も後押ししてくれたのも事実だ。値段で逡巡するなら買うなという教えもあるが私は信じない。お得な買い物をしたという喜びもあっていいし、価値を上げて売るキャピタルゲインという貨幣価値だってある。まあ、一回の飲み代よりも私には価値があるから腐って枯れたとしても後悔はしない。
上から見ると六芒星の端正なサボテン。刺座が湧き出てくる成長点も健やか。六稜が多いが5~8とばらつきがあるものらしい。
それをバッサリと胴切りした。躊躇なく。横から見た太さとは裏腹に断面を見ると強度を保ちながらも可能な限り早く上へ上へと伸びていく機能美を感じられる。私は職業柄、効率の良さは大好きだ。
三段階の高さで胴切り。
切った上部の穂も乾かしてから発根させ植え付ける予定だ。根付いて伸びたらこちらも胴切りしようか。ネメデールを塗布しようと思うのだが、乾いた後に漬けるのか乾く前に漬けるのかよくわかっていない。
縦格子のバルコニーのデッキチェアの上が一番風通しがよさそうなのでそこで3週間ほど休ませる。
翌朝、少し乾燥が進んだ状態。
これを毎年胴切りしていこうかと思っている。段差の数だけ重ねた年数がわかる。2021年を起点として、星の数だけ年が増えていく。
このクソッタレなコロナが蔓延した年を記憶してそこからの年月を可視化したくなった。