長閑な青梅の映画の街散策のついでに
有形登録文化財の東京唯一の木造映画館
吟味された映画
向かいには繭蔵
朝の奥多摩ハイキングから午後は映画鑑賞、夕方に岩蔵温泉のコンボも素敵な休暇プランになりそう。
仕事のせいで精神的な暗黒期に入ったので一人でお出かけさせてもらった。かつては小さな街ながら映画館が3つもあったという青梅。そこに念願の映画館がクラウドファンディングを活用して6月に復活したのだそうだ。
シネマネコ。地元出身でかつては俳優を目指し、現在は飲食店を4店舗経営するという方が旧都立繊維試験場の有形登録文化財にもなっている建物を借りて東京唯一の木造映画館をこの令和の世の中になって作ったという映画が作れそうな物語。
地元を愛する男が地元コミュニティとうまく協力しながら街内外から愛される映画館を営んでいく。素敵だ。映画を見終わった後で花をもらったのだが、それを持って街中を歩いていると映画見てきたのかいと何人かに声をかけられた。
富国強兵時代の擬洋風木造建築。あまり手を加えずに朽ちた風情も上手に活用されている。
映画のラインアップが冴えている。「猫の恩返し」「猫が教えてくれたこと」「ねことじいちゃん」「ボブという名の猫」というシネマネコ怒涛のネコ推し。
私は米国でドキュメンタリー映画として史上3位というトルコの映画「猫が教えてくれたこと」を観た。
映画が始まるまで、あるいは余韻に浸るために併設のカフェで過ごすも良し。カプチーノも当然、ネコアピールなわけで。
シートは背もたれに首をすっかり預けられる触り心地が良いもので、幅はよくあるシネコンのものより狭い。コロナ禍の今は一席ごとに使用できなくしている。
肝心の米国歴代ドキュメンタリー映画史上3位の満足度、Rotten Tomato 98%高評価の映画「猫が教えてくれたこと」の感想だが猫好き、旅好きなら満足できる作品だと思う。オスマントルコが繁栄していた昔に多くの商船が出入りし、それぞれが鼠対策に猫を乗せていた関係で世界中の猫の品種がイスタンブールに集まった。それ以来、多種多様な猫が多く住む街。
もっと自由に、無責任に、気まぐれに生きて良いように思えてきた。
ここから先は青梅の街の映画パロディ看板。
飛翔伝説の方も作って欲しい。
好き。なんで猫が姐さんに覚悟させられているのか。なんか壺でも割ったのかね。
第三の猫の英題はCATじゃない?
ニャディーのジョディー感がすごい。蝶の顔まで猫。芋虫を咥えているのはニャンソニーホプキンスなのかテッドニャビンなのか。
モダンタイムズを観たことがない。
力作。浮遊して気持ちよさそう。
ニャジラって焔を吐く猫怪獣じゃなくゴジラに立ち向かう猫なのか。こちらの予想をかわしてきた。
物語の展開が全く想像つかない。三丁目のタマが何をするのだろう。寝てるのか。まさか赤い服を着てるのがタマ?
猫と共に行ってしまったのだね。
この猫だらけの街で犬の看板を掲げる回春堂も好き。
別にマスクをしているのはコロナは関係ないんだ。
そして猫が街の光景を完璧にしてくれた。
「ニャイタニック」とか「ニャニャニャンド」とか「マッドニャックス怒りの猫ロード」とか描いて欲しい。