国立科学博物館 特別展 植物 地球を支える仲間たち


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子供達にねだられて朝9時入場予約をして上野の国立科学博物館の特別展へ。まあ、植物展なら私としても悪い気はしない。子供が行きたがっている植物展なら連れていくに違いないと妻に操られていたかもしれない。

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朝顔の発芽から開花までの高速再生映像、植物の視覚、重力覚、触覚などの説明や離島の植物の種子が巨大化する理由などいろいろと新しいことを知ることができて面白かった。


もっと実物植物の展示が見たかった。食虫植物が目玉扱いされているようだったが、巨大模型はあるものの、水槽に入った小さな現物展示だけだった。ハエトリソウは消化に何日かかるのかとか、1日ごとにハエが捕獲されて消化の経過がわかる展示だとか、消化液の強さの比較だとか、踏み込んで欲しかった。


印象に残る話としてはキャベツはモンシロチョウの幼虫に食害されるとステアリン酸を主成分とする特有の匂い物質を分泌し、モンシロチョウの天敵であるアオムシコマユバチを呼ぶらしい。そういう植物と蟲の共生関係が色々とあるらしい。しかし寄生蜂に寄生されたアオムシのほうが食用旺盛になるので果たして食害を防ぐことになるのかという議論もあるらしい。案外、騙し騙される油断のならない関係なのかもしれない。

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特別展のグッズが熱い。食虫植物型ポーチ。ハエトリソウのジッパーを開けるとハエが出てくる。クッションが厚く入っているのでワレモノを入れるのも安心。感度の高い女子がデパコスの高級リップを入れるのに最適なのではないか。

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こちらはウツボカズラポーチ。こちらもクッションが厚く入っているので冷えたペットボトルを入れるのに最適かもしれない。

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ポーチは少し予算オーバーだったのでビスケットを土産に買って帰った。なかなかディテールとデフォルメのバランスが良い食虫植物が描かれたビスケット。ラフレシアウツボカズラ、ハエトリソウに腐った臭いの巨大花で有名な蒟蒻の花。

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蟲を苗床に植物が生える冬虫夏草に対して、植物が蟲を食べる食虫植物。こちらもいつかは陶器で制作したいモチーフ。