8月7日 植込み
エケベリアを6種類植え込んだ。本当は暑すぎて蒸れる夏よりも成長期の秋に植えた方が安全なのだろうが、気がはやって植え替えてしまった。涼しい所で管理しよう。
なかなか良い眺め。左の細い管を一つ、水遣り用に空けてある。
真横から眺めるとこんな感じ。
浅く大きな植木鉢に植え込んだらもっと塊根植物のように見えるだろうか。花壇の土の中に下10cmを植え込んで土や雨水が染み込んで経年変化させたいのだが、通行人に持っていかれる気がする。
全く作っていなかった種類の鉢だが出来上がりに満足している。
8月6日 窯出し
6ヶ月待って漸く大窯に火が入った。そして待望の窯出し。
赤茶けて焼き上がったのは期待通り。
アフリカ原産の塊根植物「パキポディウム・グラキリス」の形をイメージした鉢なのでアフリカの灼けた大地のような赤さと土っぽさが表現できて良かった。
薄掛けしたので1号透明釉は黄土色に発色した。どのように鉢に土が浸透して経年変化して育ってくれるのか楽しみ。
塊根植物らしい表情になったと思う。なかなか満足のいく焼き上がり。これは素焼きせずに生掛け一発本焼成したからこその表情なのか。また似た趣きの鉢を作ってみたい。
2月14日 釉掛け
1号透明釉を通常よりも薄めたものをスポンジで叩いた。焼けば白さは殆ど現れないだろう。
充分に乾燥したら素焼きせずに酸化焼成へ。
2月7日 成形完了
パキポディウムのような開墾植物的芋鉢を作ろうかと思った。赤土4号を用いた。枝の先にエケベリアを6鉢植えようと思う。1つは水やり用に開けておく。
やはり、土肌のままにして釉薬を掛けずに焼き上げたい。せいぜい、発色しない程度に薄く掛けて表面を焦がしたい。
エケベリアが枝分かれして茎が伸びていけばパキポディウム・グラキリスのように見えてくれるのではないかと期待している。
いっそのこと、庭の花壇の土の中に植えてしまいたい。
焼締にするならば、しっかり乾燥させて素焼きせずにいきなり本焼成してしまっても良いかもしれない。乾いた肌に釉薬を塗ってしまおう。いわゆる生掛けというやつだ。海外ではシングルファイアと言われ、環境意識の高い人の多い欧米で一つの潮流ともなっている。そもそも環境に悪い趣味陶芸でせめて配慮するという点でダイエットペプシみたいなものかもしれないが。