高円寺の庚申通商店街に「タコとハイボール」というたこ焼き屋さんができていた。高円寺はなぜかたこ焼き屋がなかなか定着しない街で、銀たこのハイボール酒場も消え、南口のじゃんぼたこ焼き総本舗も消えた。私が熱烈に愛したうどん屋「てんてこ」跡地にたこ焼き屋ができたものの、あまり好みの味ではなかったので1度しか行っていない。「てんてこ」への名残が惜し過ぎて客観的に評価できないのかもしれない。
このタコとハイボール、チェーン店だと侮っていたが長野発祥のたこ焼き屋しか展開していないたこ焼きチェーンのようだ。7月3日妙蓮寺店、7月18日横浜橋店、7月21日高円寺店と7月だけで3店舗も新店オープンしている。コロナ禍で閉店したテナントに立て続けに入っているのか。肝心のハイボール酒類提供無しで新規開店を続ける資本力はどこから来ているのだろう。
ネギマヨとチーズのハーフハーフを頼んでみたのだが期待していたよりも美味しかった。トッピングは銀たこのメニューに似ているのだが、たこ焼きそのものはカリカリしていないふにゃっとして熱々に蕩けるタイプ。いいじゃないか。
サイドメニューも充実していて今回は蛸ポン酢を頼んだ。かなり葱が多くてサラダ状態。惜しむらくはコロナ禍のせいで酒を提供していないこと。
接客も若いお兄さんが頑張っていて好感が持てた。