縄文気分でキャンプで野焼きに挑む。野焼きセット「やけるんだ」

いよいよ感染爆発という態となってきた。気をつけながらもこれまでは初島に行ったりしたが帰宅して以来、あれこれ近隣の予定もキャンセルして籠城体制へ移行した。しかし自宅に閉じこもるといかんせん子供達の喧嘩が増える一方。

そこで工房主の許可を得て工房へ子供達を連れて行った。工房には今、ほぼ人が行かないのでここも人との接触を避けて過ごせる自宅以外の貴重な貴重な場所だ。

 

野焼きセットというとても便利なものがあることを知った。3-4時間の焼成で手軽に野焼きができてしまうらしい。早速取り寄せてみた。

 

子供に工房で作ってもらって、予め1-2週間ほど乾燥させ、次のキャンプに持参して野焼きしてみようかと思う。夕方に焚火の準備をするのと同時に開始し21時に就寝するぐらいまでに焼き上げて消火を確認できれば良いと思う。 そこに便乗して私の作品も焼いてもらおう。

 

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息子は嬉々として紐作りでよくわからない花瓶なのかスープマグなのかわからないものを作った。焼成温度800℃で焼ける野焼き陶土はパサパサとして粘りがないので成形に苦労した。乾燥するまでにヒビがたくさん入ってしまいそう。

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翌日見ると、もう把手のひび割れが危険水準。作品作りよりもキャンプに行くことと野焼きに挑戦することが目的になってしまいつつある。

 

私も自分用に何を作ろうか。楽しみだ。野焼きならやはり土器、土偶のような無釉の焼締が良い。工房に行けない日に夜、自宅で制作しよう。これから1年で一番の仕事の繁忙期なのに脱線が止まらない。

 

 

鹿の縄文土偶鉢。

  • 脚は太く丸みを持たせる。野焼きなので低い強度でも割れにくい形状を心掛ける。
  • 体はくり抜いて多肉植物を植え込めるように。
  • 体表は縄文文様をつけて原始的な要素を加える。
  • 子供の作品と一緒に焼ける小さなサイズ。土500g以内。

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適当なのが出来上がった。溝を掘ってなんとなく原始的な雰囲気を出してみた。角は細い突起にすると確実に折れる予感がしたので板状にしてみたがやっつけで作りすぎた。溝の模様はもっと考えて入れればよかった。昼は子供の相手をしないといけないし、夕食当番だし、七輪を片付けないといけないし、キャンプまでもう1週間しかないから早く乾かさないといけないし、この夜の2時間しかもう時間がない。いかんせん、野焼き用の土はボロボロと粗くて無事にキャンプ場まで持っていける気がしない。その場で作ってその場で焼くべき土なのだろう。さて、下手くそなのができたその言い訳を私は誰に対してしているのだろうか。


それでも初めての野焼きは楽しみだ。普通の土でもう少し時間をかけて縄文土器みたいなのを作りたい。