やってくれたよ。バンダイのいきもの大図鑑シリーズのガチャガチャは相変わらずクオリティがすごい。秋刀魚を買いに行って、道草食って余計なものを衝動買い。仕方ないよね。そして組み立ててみたら正直言って期待を上回っていた。
これが500円で買えるんだから世の中は確実に進歩発展しているのだと思う。
企画を提案して通した人、制作した人が飲み屋で隣に座ってきたら奢りたいレベル。良い仕事をしている。尊敬する。
そういえばバンダイのオフィシャルホームページを見ても造形師のクレジットが見当たらない。標本を3Dスキャンして忠実に再現することが主流になったことで造形師は必要とされなくなってしまったのだろうか。架空の造形物ならば造形師は必須だが現存のものを忠実複写するだけならば3Dスキャンで足りてしまうようになったのか。
前翅を開いた際に見える背中の節の段々と茶色く艶光りしているこのグロテスクさも忠実すぎる再現。眼福ですな。国立海洋大学で手乗りさせてもらったアマゾンの巨大ゴキブリを思い出す。
飛翔することにおいて不都合すぎるフォルム。それでも飛ぶ、そこに夢がある。
本音はクワガタが買いたくてかなり探したのだけれども売っていなかった。7月に発売されたこのシリーズの1ヶ月後の8月発売のはず。このシリーズにはなんとミヤマクワガタがある。発売から店頭展開まで時間差があるのだろうか。