胴繋ぎ山羊鉢、一角獣頭骨に施釉

数時間の暇を見つけて作陶。

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山羊鉢に釉薬を掛けた。きちんと白く発色して欲しいので厚めにドブ漬けした。膝などの一部だけ薄らと下地の黒土が透けるだけが望ましい。

なかなか焼きにくい形状。目土を使って上手く焼かないと棚板にガッツリと癒着して壊す羽目になる。

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後脚と尻尾。そして少しばかり写実的な水抜き穴。だってオスだもの。水遣りをした後、ここから水が出るのはシュールに感じるか、下品か、合理的か。

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今までの山羊鉢は角を地味な黒系にしていたが、今回は色気を出して角を緑青銅釉にしてみようかと思っている。おそらく暗緑色になるのでそんなに鮮やかになるわけではないと思われる。


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一角獣頭骨にも施釉。マグネシヤマットのドブ漬け。


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なんとなく前回、残りの時間で作ってみた鉢の削り作業をした。

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赤土の上に白土を被せ、罅割れさせて割れ目から赤土が見えるようにした。指痕だらけで凸凹していること自体は問題ではないのだけれども、全体的に肩と胴のラインがイマイチ。

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ただ、深く長く入った割れ目は面白いかもしれない。そのまま隙間として残したら土の渇きがとても良い植木鉢になりそう。フランシシーを植えたいのだが適合するだろうか。

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やはり、この細かい罅の表情を残すには釉薬を掛けずに焼き締めにするのが良いかね。しかしそれだとのっぺりとしてしまいそうなので鉄釉系を筆塗りした後で釉落としで全て削り取るのも一案。



注文したシリコンカーバイドが届くので、次回はようやく制作依頼を受けている団子虫岩付鉢に釉掛けできる。

マグネシヤマット釉、金ラスター釉、シリコンカーバイドのコンボで土っぽさを残した仕上げにしたい。如何に。