吉祥寺 鉱物カフェ

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吉祥寺の駅から遠くないが人の流れのない一画にひっそりとあるカフェに行ってみた。

鉱物をテーマに据えた博物趣味の店。荻窪の「チャンバー オブ レイブン」と大きな方向性は似ているが、こちらは深くどっぷり鉱物の世界。

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飲物は単価1200円前後、スイーツも1200円以上と安くはない。好きな人だけ来てくれたら良いというスタンスらしい。

以前は西荻窪にあったのだが、マナーの悪い客も含めて行列ができて忙しすぎたので駅から遠くなく、それでいてひっそりと分かりにくい場所に移転したのだそうだ。

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以前は写真okにしていたそうだが、一眼レフやマクロで執拗に撮影し、商品を破損しても知らんぷりの客がいたそうな。現在は座席からスマホでフードやドリンクやその周辺を撮る分にはokというルールにしているらしい。

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上に乗っているのは琥珀糖かね。下のチョコレートシューも美味しかった。

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店主が編集執筆した鉱物見タテ図鑑という本に収録された鉱物と同一のものが目の前に並んでいる。こういう店は写真を撮って終わりにするよりも店主の深い鉱物への偏愛を語ってもらうのが最高に楽しい。

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創作意欲がとても刺激される。


鉱物結晶っぽい陶器鉢を作ってみたくなる。八面体や五角十二面体など。

一部を陶器、一部に紫水晶なんかの手軽な鉱物を後から埋め込んだものはどうか。

針金で結晶を嵌める枠を作ってモビールにするのも良い。

陶器の展示台を作るのも良いな。


こういう路線の多肉植物サボテン愛好家が集うようなカフェが世の中には必要。身近にできてくれないなら定年近くなったら自分で作ろうかとさえ思っている。

高単価にして客層を選んでゆったりしたペースで営む模範例。