夕方、30分だけ暇を見つけて工房に立ち寄って窯詰めした。
注文依頼品の窯詰め。いよいよだ。
奥に注文品を2点。右手に柱サボテン用の兄弟鉢、手前に山羊鉢、ゴブレット、そしてもう一つの注文品の角部分だけを入れることができた。小窯は重ねられないのであまり入らない。
電気窯による1230℃の酸化焼成。
窯元の焼き場には大抵、神棚が設けられて祀られている。作陶するものにとって、理論を積み重ねても穴窯からマイコン操作の電気窯になっても完全に思う通りに行くということはなく、どうしても神に祈りたくなる。
こちらは順調に乾燥の進む、用途のない置物。
乾燥して縮む工程の中でそれなりに滑らかだった肌がゴツゴツになっている。柔らかい締まってない土を表面になすりつけたので収縮率の違いが現れたのかもしれない。
背骨は明らかに滑らかさが消えた。素焼きして軽く紙やすりをかけて滑らかにしたら良いだろうか。
素焼き作品が貯まるまでもう数週間、乾かそう。茶会の抹茶碗制作もそろそろ始めたい。素焼きはそれら抹茶碗に合わせて、かね。