映画「由宇子の天秤」

由宇子の天秤

春本雄二郎監督。吉祥寺のアップリンクシアターで観た。

 

正しさとはなんなのか。自分が正しくない時にそれを認め改められるのか。正しく生きることのむつかしさ。

 

物理的な、経済的な貧しさを強調して描き過ぎているような気もした。モノはあれども精神的に荒廃して虚ろなケースの方が多くないだろうか。

 

父であることをなぜ断定したのかはわからない。

 

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鑑賞後、監督と俳優が登壇されて挨拶と小話を少々。

監督の方針として演技力がない有名な俳優を使わない。スポンサーに忖度して表現を削ったりしないといけなくなるのを避けたい。

 

助監督はギャラが良いので食べていけてしまう。作品を撮らずに終わる危機感を覚えたとのこと。

 

関西で発生したいじめ事件。おまえの子供がいじめをして自殺に追い込んだ。同姓同名の赤の他人がネットリンチを受けていた。

 

情報を扱うことの難しさ。

 

マスコミは食いつきやすさを盛る。

 

こいつは叩いて良いのか、悪いのかだけの判断をしがち。

 

過ちを犯した時に認められるのか、更生を受け入れる社会なのか。

 

すべてリハーサルをする。順撮り。回想シーンは使わない主義。自販機の前で嗚咽するシーン、ラストだけリハ無し。

 

企業のお金に頼らない。監督をしたいのではなく、訴えたい表現の為の作品を作りたい。

 

新しい映画の作り方として大企業の資本に頼らずにクラウドファンディングも活用しているそうだ。

 

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