夜、家に帰る途中に緑道を通ると普段目にしない雪化粧。心が躍る。我が家の周囲にも雪は積もっていた。本当は路面を凍らせない為にもすぐ雪掻きをすべきなのだろうけれども、夜10時を回っていたので疲れて諦めてしまった。
朝、喜び勇んでマンゴー殿の散歩に出ると素晴らしい青空とまだ残ってくれていた雪景色。
朝陽を浴びて輝いている雪を乗せた紅葉の枝。冬の朝の冷たい空気の中のこの清々しい感覚は記憶に留めたい。願わくばこの寒さと景色の中で露天温泉風呂に入りたかった。
寒椿。伊藤若冲の描くねっとりとした雪はどのような雪を見て描いたものなのだろうか。
雪と椿と葉の緑。絵になる組み合わせよ。雪の寒に当てられた椿の方が活力を感じる。
雪に埋もれたレモングラス。大丈夫だろうか。ただでさえ稲の仲間なのに。今の私の境遇はこれに近い。青空に映える枝の雪のような、雪を被りながらも鮮やかに咲く椿のような心境になれるように耐えていきたい。