司牡丹「一蕾」と苺大福、蜜柑大福の幸せ

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間をおかずに再訪してしまった和菓子呑み屋「をかしや」。燗をつけてくれるのが嬉しい。

まずは高知の司牡丹酒造「一蕾」をぬる燗で頂く。体温と近いとするりと体の中に取り込まれる気がする。司牡丹だもの、ハズレる気がしない。
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冬は燗酒が美味い。香りが立ちすぎない穏やかな食中酒をぬる燗程度に温めて飲むのが好みだ。
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たこわさ

梅水晶

桜桃の柴漬

生ハムクリームチーズ

山葵菜醤油漬

一つ一つ丁寧に味つけられていて味わい深い。チンタラちびちび食べるのに最適なラインナップ。
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そして和菓子ステージへ。目の前で「あまおう」苺を包んで大福にして頂く。
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映える。無論、美味い。大福に苺というのは一大発明だと思う。銀座の何某さんの発明だとか。
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蜜柑大福も美味しい。見事に薄く包まれている。求肥の餅皮には適度に砂糖が入っていないと伸びないのだという。また、果汁が多いと大福の餅に果汁が吸われて時間が経つと食感が大幅に損なわれてしまうそうだ。皮ごとの蜜柑だとその課題も克服される。同様に皮ごとのシャインマスカットやブルーベリーなどは合う。梨や柿など皮ごと入れられないものは不向きだそうだ。自分で包みたてで食べるなら可だが商品にはなりにくいとのこと。
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また、甘さが淡白な果物も餅の甘さに負けてアンバランスになり美味しくならないという。
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そのうち、大福の餅皮を作って色々な果物を大福にして食べる果物大福パーティーでもやってみようか。