朝のジョギングで立ち寄った高円寺と阿佐ヶ谷の間にある馬橋稲荷神社。
樹齢400年の檜葉の木が使われているという朱塗りの一の鳥居の立派さと本殿までの距離に格の高さを感じる。
紅梅、雅かな。
これまた立派な石造りの高さ8mの昇龍、降龍の掘られたニの鳥居門。龍が巻き付いた鳥居門は東京に3つしかなく、品川神社、高円寺宿鳳山と合わせて馬橋稲荷のものが東京三鳥居なのだそうだ。
参道に二つ朱塗りの欄干を持つ石橋が架けられていてこれがまた王朝文化的な雅さを感じる。
参道の両側を清流が流れる。これはかつては桃園川の水路が馬橋稲荷神社境内を流れていたのだが護岸され暗渠化され、どぶ川となってしまった桃園川を惜しみ境内の中に再現された循環式の水路なのだそうだ。
手水にはアジアンタムが活着して瑞々しい。
そして手水から境内の水路にそのまま清流として流れていく。
随神門。創建700年を記念して造られた門で右に豊磐間戸神・左に奇磐間戸神という戸守りの神の神像を祀っているとのこと。
それにしても久しぶりに訪れたが立派なお稲荷さんよ。
稲荷宮、天満宮、御嶽宮とある。武蔵御嶽神社の大口真神と縁があるのだろうか。
狛狐様。
並ぶのは社務所で買える願掛け狐。中が空洞になっており、願いを書いた紙を中に入れて石造り狛狐の足元に納める。
民藝ぽい素朴さが良い。並ぶ狐の数だけ誰かの願いがあると思うとほっこりする。
願掛けしに再訪したい。
大祭では神楽が舞われ、春秋には芸術鑑賞会も催されるそうな。