杉並の竹林と牡丹の寺「観泉寺」

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井荻駅の近く、観泉寺。杉並区にこんな京都の嵐山のような一画があったとは。

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1597年創建の古刹で桶狭間の戦い織田信長に敗れた今川義元の子、今川氏真の嫡孫直房が上井草の地を1645年から治めるようになってこの地に移転されたという。よって380年の長きにわたってこの地にあることになる。移転を繰り返している寺が多い中で杉並区では380年も同じ地にあり続けるのは珍しい。
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これだけの風格のある寺も珍しい。
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大きな椿が彩りを添える。
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広い境内は落ち葉ひとつなく掃き清められ、池越しには枝垂れ桜。
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本堂に向かって左手には手入れの行き届いた牡丹園があった。
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気の早い株が一つだけ咲いていた。牡丹園が咲き溢れる姿を見に再訪したくなってきた。4月末が最盛期のようだ。

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紅葉の名所でもあるらしい。
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墓地もあるのだが、その入口には石仏が並べられているが目隠しとしての役割もあるのだろうか。
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上品なお顔をされている。
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近所というには6km先は遠いが、まだまだ杉並区にも知らない場所があり、発見は多いと再認識。
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結果として自宅から14km走った。自転車でもなかなか遠い距離なのでもうこの距離は走りたくない。誰かにハーフマラソンに誘われても断ろうと思った。

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いやはや遠かった。
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晩飯当番だったので帰りに筍と牛蒡を買って筍で「若竹煮」と「鰻土鍋御飯」を炊いた。それにほうれん草の胡麻白和え。

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アゴで出汁をしっかりと取りケチらずに追い鰹をたっぷりと。庭で芽吹いたばかりの山椒の芽をふんだんに乗せる。写真の3倍ぐらい山椒の新芽を摘んであるので、追加でたくさん載せて一緒に口の中に放ると香りが膨らんで堪らんわな。
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アク抜きした牛蒡を多めに入れ、長葱も弱火でしっかり炙って甘さを出してから投入。強火力で炊いた後に鰻も土鍋で御飯と一緒に弱火に落としてから炊き直すとフワフワになる。

 

なんだか立ち寄った寺のことを書こうと思ったのに美味しかった若竹煮と鰻土鍋御飯の話が終わりで多くなってしまった。クタクタになってからよくぞ作った。