高野山宿坊 櫻池院

もうすぐ900年の古刹宿坊

武田信玄公の位牌のある菩提寺

重森三玲の枯山水庭園

精進料理、朝の勤行

小型犬を泊められる

あまり調べずに空いている部屋があるということで選んだ宿坊は6年後に900年を迎えるという高野山の中でも珍しく創建当時の建物が今も焼けることなく残る古刹の宿坊だった。

壇上伽藍の目の前にある。

高野山奥の院には多くの戦国大名の墓が建てられ供養されており、この櫻池院では武田信玄公と家臣達の位牌がある。200とも言われる寺院それぞれに戦国大名が縁を結び供養されているそうだ。

重森三玲による枯山水の石庭。

朝6時半から本堂での御勤めに参加させて頂いた。天井には隙間なく灯篭が吊られ、内陣は眩い黄金色の秘仏の収められた厨子、蓮の花。左右には立派な位牌が並ぶ。

足利義満の足利家、武田家などの歴史的な家から今はクボタになったクボタ鉄工株式会社の社員物故者の過去帳もある。定年後寿命を全うした人だけでなく勤務中に亡くなられた人など社員だった全ての人を供養しているそうだ。昔と違って数年だけ在籍して転職した社員も含まれるのだろうか。おそらくそんなことで除外せずまとめて供養するのだろうな。

日々変わりゆく生活の中で

肉も化学調味料も使わない精進料理。

素朴で丁寧な味付けで美味しかった。白米をお代わりできるのでお腹は満たされた。胡麻豆腐、隠元豆の味噌和え、

干した高野豆腐を水で戻して揚げたもの、酢の物、若竹煮、伊予柑などなど。