ユーフォルビア「九頭龍」鉢制作備忘録

ユーフォルビア「九頭龍」陶器鉢制作備忘録

 

仕様

  • タコモノと呼ばれる触手形状を引き立てる
  • 緑の肌が引き立つコントラストのある釉
  • 根が伸びる適度な深さ
  • 轆轤で挽くだけの幾何的形ではなく有機的な手作りの形状にする

 

よく見てイメージを膨らませる。

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5月13日の姿。ささやかな黄色い花がポツポツと咲いている。外縁に長い触手、内側にこれから育っていく触手が上に向けた掌の指のように伸びていく。
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この触手の間に陶の触手が外と内の二重に入り込むようにしたい。外側は滑らかなままに残し、触手の内側だけ溶岩釉薬を掛けて凸凹にしたい。
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悩ましいのは陶器の色をどうするか。

黒にすると暗い場所でも植物の緑が映える。明るい場所では鉢の輪郭が目立ってしまうかもしれない。

白にすると背景壁が白い場所が多いので適度に溶け込んで植物の緑が映える。土が貫入に染み込んで経年変化がわかりやすいのも良い。

 

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取り敢えずこんな感じで古信楽土で作ってみた。非対称にならないように崩してみる。イソギンチャクを作ったつもりはないけれどもそう言われそう。
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上から見た図。陶と植物の緑が入り混じって欲しい。
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陶器作品は新しく作ったinstagramアカウントにまとめることにしました。

https://www.instagram.com/tochukasou/