TiTit Cafeと星乃珈琲店の期待値の超え方

今日もサウナに入って仕事。週6日勤務が恒常化しつつある。

f:id:mangokyoto:20220731210613j:image

風呂に入る前にカフェで腹拵え。
f:id:mangokyoto:20220731210624j:image

ドイツの家庭料理が味わえるオーガニック食材を売りにしたカフェレストランだそうだ。
f:id:mangokyoto:20220731210608j:image

ベトナムジンジャーチキンとピタパンを頼んだ。後から考えてみるとドイツ家庭料理らしいものは無かった。ライス、ピタパン、パンから選べるが密度の高いライ麦パンだとか、それをほぐすように漬けながら食べる野菜煮込みとかそういうものは無かった。
f:id:mangokyoto:20220731210631j:image

そして量がとても少なかった。パクチーと胡瓜の薄いスライス一片にオーガニックを感じろというのか。数口で食べられてしまうサラダがそうなのか。

 

オーガニックでほんの数口しか食べられないよりも、オーガニックでなくとも良いから盛り盛りと野菜を食べたい。

 

思うに店の雰囲気やコンセプトから上等なカフェなのか大衆的な食堂なのか分類分けしてそれぞれに応じた期待をしてしまうように思う。1200円のランチセットにオーガニック野菜を使っているというだけでこの量と味では納得がいかなかった。ドイツ家庭料理の専門性を掲げながらそれらしさもないのが残念だった。

 

f:id:mangokyoto:20220731221843j:image

帰途、前を通り過ぎる度に気になっていた道路沿いの星乃珈琲店に立ち寄った。外観は日本の古い蔵のよう。群馬の「馬車道」を思い出させる。
f:id:mangokyoto:20220731221851j:image

無論、移築したわけでもない新築でそれっぽく作っただけなのだろうがなかなかの出来だと思うのだよな。
f:id:mangokyoto:20220731221854j:image

店内でも蔵の入口のようなディテールのこだわり。
f:id:mangokyoto:20220731221846j:image

好きなテイスト。
f:id:mangokyoto:20220731210601j:image

星乃珈琲店なんて、ようはドトール系列のハンドドリップ珈琲を売りにした業態だとの知識がある。ここには上等なカフェとしての期待値は無い。
f:id:mangokyoto:20220731210619j:image

そんな心構えだったから、おお、ううむ、なかなか。この気安く入れる安心のチェーン店ながらこの雰囲気作りは流石だなと感服してしまう。
f:id:mangokyoto:20220731210616j:image

蔵の中はアートギャラリーのようでもある。
f:id:mangokyoto:20220731210604j:image

いいじゃないか。エアコンの効いた天井の高いホールで熱い珈琲を啜る。
f:id:mangokyoto:20220731210627j:image

彦星ブレンドという程良い苦味を愉しめるブレンドなのだが美味しい。450円これ一杯でのんびりほっとできる。食事メニューも手堅く値頃感のあるスフレドリア、ラザニア、スパゲティ、オムライスなどが揃う。大企業がこだわり抜いたバランスを感じる。

 

客の期待値をどこに据え、それを如何に超えるかなのだと思う。星乃珈琲店は満足度が高い。