有楽町の昭和32年創業老舗喫茶「紅鹿舎」

もう仕事が終わるのが遅くなるのがわかっている夜にはご飯を職場近くで食べようかと思う。

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銀座・有楽町・日比谷・丸の内開拓の一発目はここ、「紅鹿舎」。鹿好き、レトロ喫茶好きとしては外せない。山手線のガード下沿い、線路を潜れば銀座という一等の立地で昭和32年から生き抜いてきた店なのだから流行に左右されない実力があるのだと思われる。

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年季が入っているが清潔に、丁寧に手入れされていることがわかる家具や調度品。
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少しばかり阿佐ヶ谷「GION」を思い起こさせるレトロなガラスランプ。
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サラダも、ザ喫茶店のサラダ。
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チキンカレーピラフを頼んだのだけれどもその濃厚さに驚いた。オニオングラタンスープに入っているような煮詰まったコクの塊の玉葱がたっぷり入っている。
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なるほど。これがこの店の一番人気ではなさそうだがいきなりアタリを引いた気がする。ここまでの老舗だと、捨てメニューなんてないのかもしれない。全てが四番バッター。
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ブレンド珈琲。この店の味ともいうべきブレンド。今となっては産地別に豆や焙煎具合を選べるシングルオリジンの珈琲を売りにした店も多いが、ここの珈琲はいつ行っても変わらぬ拘って固定させた味なのだろう。
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かなり熱い温度で供される。飲み干すまで熱々でそれもまた良い。f:id:mangokyoto:20220801225544j:image

明日の客のために巨大なサイフォンの中をポタポタと珈琲が滴り落ちていた。

 

フリーWiFiもあるのでささっと仕事もできてしまう。

 

いやはや、かなり好きになった。店員さんのおっさんも色々説明してくれたり気の良い方で一気にこの店の贔屓になった。

 

嫌なこと、辛いことがあったらここでやけ食いしよう。