ラフォーレ倶楽部 箱根湯本

2泊3日で家族で箱根のラフォーレ倶楽部箱根強羅へ。前回の家族旅行は半年前の転職休暇中だった。

 

泉質が良い。

夕方の湯上がりミルクゼリーや葡萄酢、マンゴー林檎酢などの無料サービスは費用対効果が高いと思う。

大きな窓と木々の眺め。

ラウンジが静かで開放的だと気持ちが良い。

自分ではなかなか買えない大型美術目録がたくさん置かれていて眺めて楽しい。

 

60㎡の和室は合宿所のように家具が少なく無駄に広い。

風呂は小さく、眺望がない。

 

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箱根湯本駅に到着し、少し早めの腹拵え。「はつ花」という蕎麦屋に入ったのだが2階は川に面して全開放の気持ちの良い風情ある蕎麦屋だった。箱根という峠の宿場街気分が味わえる。
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自然薯たっぷりの漬汁につけて食べる蕎麦も美味。ここは再訪したい。

 

午後はユネッサンで子供たちを遊ばせた。半年ぶりだが2回目となると飽きて3時間の滞在で長過ぎたほど。もう卒業か。ウォータースライダーも初めての前回にはびびっていたのに、今回は数回滑ると並ぶのが面倒になってしまった様子。

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ユネッサンから無料シャトル強羅駅まで送ってもらい、強羅駅から坂道をひたすら登る。かなりの急斜面で高齢者には無理な道中に思えた。そもそも強羅駅から歩いて行くところではない。
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ロビーラウンジには素敵な「囲炉裏」と呼ばれる暖炉がある。冬には火がくべられるそうだ。
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本棚には美術書や美術展目録がたくさん置かれていて、湯上がりにそれらをパラパラと巡りながら寛ぐのがなんとも言えない癒しの時間だった。小説やら本をたくさん置く宿もある。箱根本箱や新宿パークハイアットなどオシャレで文化的なイメージはまとえるが没頭してそこにある本を読むことなどなかなかない。パラパラとめくれる読まずに眺められる雑誌や美術本が正解なのではないか。

 

ミルクゼリーや葡萄酢、マンゴー林檎酢なども無料で頂ける。こういう細やかな無料サービスは贅沢な気分が増す。もしかしたら食事メニューに1品追加するよりもラウンジに少し上等な無料サービスを用意して複数の接点でもてなしの気分を味わえる方が全体の満足度は高まるのかもしれない。

 

無料アイス食べ放題。

湯上がり無料ところてん。

無料塩プリン、ドライフルーツ。

 

あの宿は良かったなと思い返す時に子供達も口に出すのは夕食に何を食べたかではなく、ラウンジなどの無料アイス食べ放題だったりする。費用対効果の高いサービスとして興味深い。
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たとえ雨でも、雨ならば雨で木々の緑が美しくお籠り感に溢れて好み。大開口の窓もコストは高いかもしれないが見合う価値はあるように思う。
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さて、全40室ほどのうち1室しかないという60㎡の和室。2部屋続きなのだが合宿所のような殺風景さで苦笑した。これで9月の再繁忙期正規料金1室2万8千円はちょっと首を傾げたくなる。1部屋を布団敷きっぱなしにして、子供を寝つかせた後も親が隣の部屋で明るくしてテレビを見たりできるのは良いとして、寛ぐ家具が少し貧相すぎやしないか。

 

割引を使い、素泊まり4名で1人4000円で泊まっているから文句を言うべきではないが完全に隔離される2部屋を有して84㎡のエクシブ箱根離宮と値段がさほど変わらないことを考慮すると見劣りしてしまう。
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部屋からの眺めも他の建物ではなく緑が広がっているのは良いが眺望というほどの見晴らしではなかった。腰高の壁があり、椅子に座って外を眺められるようにもなっていないのでこの緑の眺めも活かされていないように思う。
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銅板屋根が古さを感じさせる。私にとってはポイントが高くテンションが上がるが世間一般には訴求しなさそう。

 

お風呂は露天風呂が全く眺めがなく、目の前にプラスチック製竹塀が迫っていて露天風呂と言えるほど露天部分がなかった。そして湯船も見知らぬ大人が3人も入れば居心地が悪くなるぐらいの小さなものだった。

 

しかし泉質はとても良く、明らかに違いを感じられるほどのとろりとした泉質と勢いよく流れ続ける掛け流し。温度も熱すぎず、かといってぬるくもなくちょうど良かった。
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ラウンジにあった石に描かれた岩魚が好み。岩を拾ってこういう絵を描いてみたい。