奥利根スノーパークと辰巳館

・焼きおにぎりを美味しく作れるようになりたい。

・川魚の塩焼きを上手に焼けるようになりたい。

 

水曜日から首肩にかなりの痛みがあって金曜日に整形外科に診てもらった。明日の週末から子供をスキーに連れていく予定があるのだが大丈夫か聞くとお医者さんは随分と子供に理解のある方で「そりゃお子さん楽しみにしてますよね。運動したらダメということもないです。鎮痛剤をお出ししますので」「ブロック注射、今打ちますか?それが一番効きます。当日も座薬の鎮痛剤を持って行けば大丈夫でしょう」

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ブロック注射とか座薬の鎮痛剤なんてのは高校最後の大会だとか、県大会の正念場とかそのような状況で出てくるものではなかったっけ。医者に止められたら温泉に浸かるだけの旅行にしたのだが、スキーしても良いというならば仕方ない。


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投薬して一路、群馬県水上へ。東京は青空だったがさすが群馬は雪だ。気温-3℃。1月26日からここ数日は最大の寒波が来ているらしい。この利根川の向かいの白い建物が今夜の宿「辰巳館」。
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利根川を臨みながら昼食を取り、妻を旅館に降ろす。妻は旅館に早くチェックインしてのんびり温泉を愉しむとのこと。
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辰巳館から車で20分ほどの奥利根スノーパークへ。
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いい感じに雪も氷柱も出迎えてくれる。
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最寄りのノルン水上スキー場はしっかりリフト券が子供でも必要だが、こちら奥利根スノーパークは子供はリフト券無料。ありがたや。人も少なく快適。
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なかなか大ジャンプをきめられる。
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風も都合良く山に遮られる立地で視界も良く、ここ数日で一番の寒波と大雪のおかげで雪質も最高。
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東京に一番近いスキー場の一つでありながらキュッキュと音のする低温な雪だった。
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子供達はまだスキー2日目なので初心者林間コースをのんびりと繰り返し滑る。長男は全くスピードを出さず慎重派で転ばない。次男はスピードを出してスイスイ滑り、派手に転ぶ。性格と運動神経は同じ親を持ってもこうも個性が違ってくるものか、と眺めながら後ろについていく。
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随分と楽しそうでよかった。
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魚拓のような人の雪の跡をなんて言うのだろう。
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宿は広々とした10畳+6畳。
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料理は囲炉裏端のようなもの。

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特製タレを塗りながらジンギスカンのような鉄の上で焼く。外国人のもてなしに良いかもな。

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岩魚の塩焼きが美味しくて驚いた。塩加減、焼き加減が絶妙だった。こう上手に焼けるようになりたい。

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身離れも良い。
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桜海老を与えて養殖した鯉の洗いやら、猪豚の味噌鍋やら、鮟肝の真薯やらお腹いっぱい美味しく頂いた。
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締めには自慢の米名人のおにぎりを練り味噌をつけて焼いて食べる。これもまた美味しかった。外がカリッとして、中はふっくら。少し焦げた味噌が香ばしい。しっかりとおにぎりを焼いてから味噌をつけて炙るのが肝心なようだ。
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自宅BBQでもこんな焼きおにぎりを再現したい。今度、自宅で山椒味噌を作って最高の焼きおにぎりに挑戦したい。
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それにしても首肩が痛い。

 

放浪の画家、「裸の大将」こと山下清が1960年に辰巳館の依頼で投宿して描いた原画を元に2ヶ月かけて制作したというタイル絵を眺められる広々とした湯船で肩を温めたら少し和らいだ気がする。サラサラとした湯で気持ちよかった。

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谷川岳と大峰沼の光景。この辰巳館は私が社会人になって初めての勤務地である高崎時代に観光ガイドで見て知っていた宿だが少しばかり高いな、と思って眺めるだけの宿だった。

 

19800円の宿泊料にコロナワクチン接種証明書を提示して観光支援の特別割引が4人で12,000円もらえ、さらに4人で4000円の土産物などに使えるクーポンが貰える。この宿泊客室のグレードや広さ、料理やお風呂で1人14800円と考えたらまずまずの値段。どれだけの税金がばら撒かれているのかという話でもある。がっつり納税世代であるから遠慮なく利用させてもらう所存。

 

ああ首肩が痛い。