子供がいるからこそ見るもの、訪れる場所がある。まだ小学生なので子供騙しなものが多いが高校生、大学生と育っていくに従って私だけでは触れないであろう未知の世界へと息子たちが誘ってくれるようになる日が来るのだろうか。

子供たちが生まれる前に夫婦だけで京都に住んでいた頃には全く来たいと思うことなどなかった京都太秦映画村。そんなところに来るようになる日が来るとは。
子供にだけアトラクションのフリーパスを購入した。なので「からくり忍者屋敷」や「忍者の砦」、「刀でGO」がどんなアトラクションなのかは知らずじまい。
それでも13時から17時までいてまだ遊び足りないというぐらいに楽しんでいたので良しとする。


水戸黄門、暴れん坊将軍のような時代劇はなくなってしまったが、今でも撮影に使われることはあるらしい。
肉眼で見るとハリボテなのだが写真で撮るとそれなりに見えるから不思議。
若い頃にカップルで和装で来たら面白かったのかもしれない。としたら実際に団子が出されて食べられる団子屋などにはあってほしいし、簪屋で簪を買いたい。

本格的な遊郭や城下町など再現したらインバウンド客は来そうなものなのだが1000億円ぐらいかけて作ってくれないものか。アベノハルカスだの虎ノ門ヒルズだのテナントは似たり寄ったりの大型商業施設は陳腐に思えて仕方がない。
模造のちんけな土産物屋ではなく伝統工藝品を魅せる器、舞台にもなるような大規模で本格的な江戸の街の再現は商業採算性も確保できるのではないか。
そんなことを夢想しながら散歩した。